夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

白磁双龍耳瓶 

2011-03-16 06:12:42 | 陶磁器
さて米吉さんから指摘のようにIPが少なくなりましたが、地震、原発でそれどころではなさそうです。

本日のブログは二匹の龍です。

地獄の釜を覗くが如し・・、これ以上の地獄へは行かんが如し・・すべては天命の知る所、我は普段の行いの報いとのみぞ覚えるもの・・。

白磁双龍耳瓶 唐時代?
口径70*胴径20*高さ370

唐時代とした根拠をオークションの出品者に問うたところ「唐時代というのは、形からと土が枯れているとことから発掘品と判断いたしました。」との説明がありました。




首が長く、肩から双龍耳が上に伸び、ボタンのようなものが取り付けてあります。

この器形は中央アジアのフォルムに影響を受けたもののようで、初唐の頃に流行したスタイルであるとのこと。

薄い釉薬が透明感と暖かみを感じさせてくれます。胎土は厚いです。





本品は取手部分が補修されており、再度、金繕いで補修しておきました。




唐時代の保証はありませんが、なかなか面白い作品です。


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2 コメント

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まさか龍が (米吉)
2011-03-16 21:17:52
縁口をくわえている姿とは!
教えをいただければいただくほど、なるほどと・・・。
しかしながら、取手の取り付け位置が微妙にずれているのは愛嬌でしょうか?
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ズレ (夜噺骨董談義)
2011-03-17 06:58:00
ご愛嬌というより、このように細いものを高温で焼く場合はねじれてしまうようです。

ズレをご愛嬌と受け入れる寛容が大事ですね。

ズレも度を過ごすと別ですが・・。
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