夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

安南絞り手茶碗

2013-03-04 05:18:21 | 陶磁器
掛け軸、陶磁器をメインとした収集品を週末を利用して整理し不要なものは処分・・。

なかなか踏ん切りがつかず減りませんがダンボール4回目の発送(8個分)でようやく部屋にスペースが生まれました。まだまだ・・。

本当に気に入ったものだけを身の回りに置くこととします。これが本来のあり方であるということを知るのにずいぶんと長い時間を要しました。

昨日は雛祭り・・、お薄で一服

立雛之絵 土佐光孚筆絹本水墨着色軸装 軸先塗
全体サイズ:縦1770*横468 画サイズ:縦947*横343





本日は当ブログでも数回、紹介しました安南手のお茶碗です。

安南絞り手茶碗
合箱
口径126*高台径60*高さ75




出土した作品と思われますが、詳細は不明です。



この手の高台が高い茶碗は本来輸出用ではなく、王宮で用いられたものという説もあるようです。



日本に招来されて釉薬の滲みの印象から絞り手と呼ばれ茶人に好まれました。



日本でも瀬戸を始めとして多くの写しが作られています。見込み内は重ね焼きのために焼く前に釉薬が削られているようです。

中央部分の文字は判読できません。




この作品は出土時と思われる貫入の細かいひびがあり、縁は金繕いで補修されおり、土が浸み込んだ色合いはいくら洗っても消えない。





染付はペルシャの呉須?を使っており、生掛のような白釉の感じです。





高台内は茶渋のような色合いになっています。



比重はやや重めの胎土で作られています。持った感触がわりと重く感じます。



さて本作品の氏素性や如何?

下記は参考作品です。説明はインターネット上のそのままです。

安南 絞り手茶碗 12.5cm(径)×8.6cm(高)



ハノイ近郊のバッチャン窯から出土。この手の高台が高い茶碗は本来輸出用ではなく、王宮で用いられたものです。日本に招来されて釉薬の滲みの印象から絞り手と呼ばれ茶人に好まれました。





日本でも瀬戸を始めとして多くの写しが作られていますこの作品はベトナムで巧妙な共直しがしてありましたが当方で外し改めて金繕いを施したものです直しがあっても、染付はペルシャの呉須を使っており、発色が素晴らしい作品です。値段¥189000



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