夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

ぶらり旅 その1

2012-03-21 06:07:16 | 陶磁器
再婚以来、帰省している以外は旅行らしい旅行をしていなかったので、家内の誕生日祝いを契機に、伊豆方面へぶらり旅をしてまいりました。

素泊まりで古い和式の旅館に一泊して、次の日は由緒有る洋館に一泊・・。旅館の露天風呂が素晴らしかったです。



旅館や景色、料理も堪能した小旅行でしたが、まずは骨董談義といきましょう。

旅をしていても趣味を貫くのが趣味人というもの・・?? 

骨董はときおり、素晴らしいコレクションを見せていて頂いて、自分の収集の浅はかさをコテンパンにやられないといけないと思っています。

今回は身近のコレクションではなく、湯河原の「人間国宝美術館」なる怪しげな??美術館へ・・。



そこでは展示以外に、人間国宝のお茶碗でお薄をいただくことが可能です。

何人かの作品から選ぶことになりますが、追加で料金を出すと10人ほどの作品を飲むことも可能です。作品は手に触れて観ないとわからないので、このような展示はありがたいものです。

幾つか手に触れてお薄をいただきましたが、本日は三輪壽雪(11代休雪)の萩茶碗です。お値段は○○○万らしい・・。



素晴らしい作品を展示している美術館は数多くあれども、撮影禁止、無論手に触れてはいけませんという規則があります。そんな美術館はあまり参考になりません。古九谷だって、初期伊万里だって写真では解らないものです。



本美術館はそんな作品を身近で展示することを主眼とした美術館です。



展示品も「なめたらいかんぜよ」・・といった作品ばかりです。

いつかは欲しいと思っている11代休雪の鬼萩茶碗に近い作品です。



手にとって使ってみて、その良さを堪能して、いつかはとまた励むことも収集家には必要なことです。



真贋を見極めるためにも感触などを覚えこむようにしました。



あくまでも趣味の世界です。



資金的にも、本業にも一定の限度を超えて悪影響を及ぼさない程度で楽しむことが大切です。資金的にも、本業にもいい作用をすることを目的とするのが趣味というものですので、無理は禁物と思いながら、いろんな作品を楽しんできました。乞うご期待・・・。













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2 コメント

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保険 (夜噺骨董談義)
2012-03-24 07:36:03
けっこうたくさんの方々が飲まれていました。その中には飲み終えると「割ったりしたらたいへん」と言いながらすぐに返す人もいました。

たしかに良く割らないものだと思いますが、こういう美術館は信念を貫いていて気持ちがいいです。手に触れられる展示をする出張美術館などという試みもしているようです。
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人間国宝のお茶碗 (クラフト)
2012-03-24 01:18:34
人間国宝の作家のお茶碗でお茶を頂けるなんて、素晴らしいですね。その美術館はかなりの保険にはいっているでしょうなんて、要らぬ心配をしたりして。手にとらせて貰えるなんて、なんてユニークな美術館でしょう。是非、行って見たいですね。休雪の鬼萩でお茶を頂けるなんて一生の思い出になりますね。
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