夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

高麗青磁鉢

2012-03-06 06:11:24 | 陶磁器
仏壇に供えている浜田庄司の花入に家内が活けてくれた桃を楽しみながら桃の節句の一服です。
この花入はまだ投稿していなかったかもしれませんが、浜田庄司本人の作品ではなく窯元の作品とした分類されるものです。柿右衛門にしても、伊藤若冲にしても、本人が製作したものと区別する工房作品が存在するものです。

浜田庄司は箱書に使われている印章で第一段階で見極められます。基本的に市場では本人が製作した作品よりかなり格安ですので、値段が安ければ売る主に問い合わせたほうがいいでしょう。



最近購入した高麗青磁の大き目のお茶碗で一服です。骨董を入手するのは最近は忙しいので週末にインターネットオークションを利用することが多くなりました。いろいろと知ってさえいれば大きな損失にはなりません。



骨董店や骨董市ではかえって売主と接していると巧みな言葉でつい購入してしまうという危ないこともあります。ネットオークションは徹底的に調査してから入札できます。先月はついつい休日に調べながら入札していたら、落札が多くなってしまい作品の整理で忙しくなりました。

高麗青磁鉢
合箱
口径182*高台径*高さ71



無骨な高麗青磁に流麗な陰刻で、貫入のある器です。



高台周りは無骨そのものです。



味があっていい作品だと思っています。金繕いも玄人が施しており、大切にされてきた作品であることが伺われます。



インターネットオークションは有る程度の知識と手元に資料のある方にお勧めします。素人は手を出さないほうがいいと思います。贋作が多いのは事実ですので・・。


部屋が暖かいのでどんどん桃が咲いてきました。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
桜餅 (赤坂うさぎ)
2012-03-07 05:58:44
花を愛でながら夫婦で桜餅、いいですね。
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花を愛でる (夜噺骨董談義)
2012-03-18 09:06:54
花を愛で自然を愛でるということを忘れないようにしたいものです。
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