夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

伊万里 鮎紋輪花藍染付皿

2010-12-04 22:38:36 | 陶磁器
伊万里 鮎紋輪花藍染付皿
直径180*高さ29

古伊万里の藍色一色の染付の陶磁器を藍九谷、藍染付などと呼ばれているそうですが、私には厳密な違いや古伊万里での位置づけは良くわかりません。

普段使いには時折、購入している程度です。今回は「鮎紋輪花藍染付皿」を購入しました。



家内と骨董市でよく藍九谷と呼ばれる七寸のお皿を見て、あまりにも高価なので、「そのうち2枚揃いでほしいね。」と申し合わせていました。

あまりにも二人で熱心に見ているので、骨董商のご主人の好意で、一枚だけ焼きが甘く、ニュウのあるお皿を非常に安い値段で一枚譲っていただいたこともありました。

安いと言っても当時は古伊万里がまだ中島誠之助さんが売り込んでいる時期でしたから、五万円はしたかと思います。

残念ながら家内との「申し合わせ」は果たせずに、家内は亡くなり、現在に至っています





大事な人を亡くすと、生きていくなかでいかに無慈悲と直面していくかを考えさせられます。
そうして考えるうちに、いいこと?もあるように考えるようになりました。

それは、欲というのが少なくなるということです。金銭欲、名誉欲・・・もっと大切なものがあることを心から考えるようになります。

また、死といいうことを現実を帯びて考える事ができ、悔いのないように生きることを考えます。

今の幸せに感謝し、なるべく笑顔でいるようにしたいですね・・なかなか難しいですが・・




久しぶりで伊万里の藍染付のお皿を買い、そんなことを思い出し、また初心者の頃の骨董市を思い出しました。

残念ながら単品ですが、鮎は二匹です

そうそう、古伊万里は大量に中国で模倣品が製作されていると聞いていますので、要注意


お皿が薄く成型され、叩いてみて緊張感のある音・・模倣品が厚ぼったく、釉薬がスプレーでかけられたように不自然です・・ただし、お皿を叩くのは素人はしないように願います










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