![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/3b/cd32c004d4fc51df89280f68243c80bf.jpg)
琴高仙人図 唐絵
絹本着色絹装額タトウ入 画サイズ:縦390*横540
琴高仙人は中国の仙人で鯉に乗っている図で有名です。
列仙人によると趙人(周時代・春秋時代の国、中国北部にあった)で琴に巧みで、宋王の舎人(とねりー律令制の下級官僚)となっていたが、よく仙術を心得、鯉に乗って来往したということです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/dc/7f26a99c898ba82071d5f1a780e621dd.jpg)
また小龍を追っていたとも言います。日本では古伊万里の絵柄として知られてますが、狩野元信や尾形光琳の筆からなる作品も有名ですね。
本作品は仙台の骨董店「汲古堂」より購入したものです。
訪問するとご主人が嬉しそうに見せてくれたのを覚えています。わりと廉価で譲って戴いたように覚えています。かなり痛んだ軸であったので、保存のことも考えて額装に改装しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d0/3a0816df750ed6c039e4105fa4fcc9fb.jpg)
軸の巻き止めには「伝明時代靳人伝子英筆 如堂愛蔵」とあります。
靳人とはタタール人のことか?
子英については鯉に乗る仙人である子英仙人のこと?
所有していたと思われる如堂についても不明です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/5a/1360dba9659ba65318b615b67952f6ab.jpg)
描法の技法としては、裏彩色を用いていると思われますが・・。
裏彩色:絹絵の彩色画法のひとつで、絹地は折織り目が透けるので、裏から形象に応じて彩色し、さらに表からも彩色して線描を加えて完成させる。裏の彩色は表の色の同系色で行われるが、そうすることにより表の彩色を薄くすることができ、重厚で顔料の発色の美しい彩色表現が可能となる。中国の絵画では人物画に限らず花鳥画にいたるまで広汎に、時代的にも漢時代にいたるまで行われている。日本では主として古代、中世の仏画や祖師像の表現に見出すことができる。
本作品は今では入手が難しくなった出来のいい中国古画です。日本でいうと江戸時代初期以前の作と推察されます。今後、大事にしていきたい作品のひとつです。
絹本着色絹装額タトウ入 画サイズ:縦390*横540
琴高仙人は中国の仙人で鯉に乗っている図で有名です。
列仙人によると趙人(周時代・春秋時代の国、中国北部にあった)で琴に巧みで、宋王の舎人(とねりー律令制の下級官僚)となっていたが、よく仙術を心得、鯉に乗って来往したということです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/dc/7f26a99c898ba82071d5f1a780e621dd.jpg)
また小龍を追っていたとも言います。日本では古伊万里の絵柄として知られてますが、狩野元信や尾形光琳の筆からなる作品も有名ですね。
本作品は仙台の骨董店「汲古堂」より購入したものです。
訪問するとご主人が嬉しそうに見せてくれたのを覚えています。わりと廉価で譲って戴いたように覚えています。かなり痛んだ軸であったので、保存のことも考えて額装に改装しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/d0/3a0816df750ed6c039e4105fa4fcc9fb.jpg)
軸の巻き止めには「伝明時代靳人伝子英筆 如堂愛蔵」とあります。
靳人とはタタール人のことか?
子英については鯉に乗る仙人である子英仙人のこと?
所有していたと思われる如堂についても不明です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/d8/224379784b309b50afdf8521077f6184.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/5a/1360dba9659ba65318b615b67952f6ab.jpg)
描法の技法としては、裏彩色を用いていると思われますが・・。
裏彩色:絹絵の彩色画法のひとつで、絹地は折織り目が透けるので、裏から形象に応じて彩色し、さらに表からも彩色して線描を加えて完成させる。裏の彩色は表の色の同系色で行われるが、そうすることにより表の彩色を薄くすることができ、重厚で顔料の発色の美しい彩色表現が可能となる。中国の絵画では人物画に限らず花鳥画にいたるまで広汎に、時代的にも漢時代にいたるまで行われている。日本では主として古代、中世の仏画や祖師像の表現に見出すことができる。
本作品は今では入手が難しくなった出来のいい中国古画です。日本でいうと江戸時代初期以前の作と推察されます。今後、大事にしていきたい作品のひとつです。