夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

修理 輪島塗銀吹御櫃揃

2017-01-14 00:01:00 | 漆器
元旦の行事を済ましたあとは、男の隠れ家に集合した家族で近場の温泉へ・・。



九州から、仙台から、郷里からなどからようやく集まったのが元旦を過ぎた翌日。日帰りだが旅館に部屋を予約し、皆が集合。



まずは露天風呂。



いい風呂でしたね。



さ~、皆さんお食事ですよ。



むろん、男の隠れ家でも食事。食べるものを食べて今年も頑張ろう。息子は三人目のおばあちゃんとも仲良し。



「かにさん、かにさん、どこ行くの」とご機嫌。



今年のお正月は雪が少なくていいお正月でした。ともかく健やかに・・。慎重がだいぶ違うこのお二人、親子です。



ふるさとの家は落ち着くものです。



男の隠れ家で気になっている作品に下記の作品があります。輪島塗の「銀吹」という珍しい漆器で、祖父の代から家に伝わっており、母が大切にしていた作品ですが、だいぶ漆がやせてきて、銀片がとれてきているのです。

輪島塗銀吹御櫃揃
御櫃:口径238*底径246*高さ110
台(膳):幅288*奥行289*高さ90
杓子:長さ247*幅62*高さ20



そろそろ修理しなくてはいけません。先日黒柿の煙草盆の修理で出費したばかりですが、持ち帰るタイミングが少ないので、今回修理を検討するために持ち帰りました。



内部は真塗です。銀吹の御櫃というのはついぞみたことがありません。漆器には祖父が特注で作らせたものが多いのでその中のひとつだろうと推測しています。



透かし漆を塗って、銀片が落ちるのを防止するのでしょうが、よくある梨地のようになってはつまらないものになります。



果たして修理可能か否か・・。まずは以前に頼んだ地元の輪島に問い合わせることにしています。東京の一流どころはこういうのは値段ばかり高くてあてになりません。



銀吹の器は他にも汁碗揃などがあります。母が大切にしながら、痛んできたのを気に病んでいました。



膳も・・、食器とともに揃いであります。宴席で使っていたようです。工房作品の柿右衛門は使い勝手いいようです。下の染付は小生のお気に入りですが、かなり出来が良く1客しかありません。揃いを販売するための見本品であったようです。

まだまだ揃いの食器はありますが、年末年始の時間のないときに並べてみるほうがたいへん・・・・、他は後日また・・。



汁碗も膳も修理してまた家族で食事会ですね。まだまだたくさんありますのでいつになるやら・・・。古きものを大切にするというのは言うが易し、行うは難し・・。やはり宴会はホテルで・・・。

とりあえず、御櫃はメールでなんどかやり取りした後に修理ができそうなので。週末には輪島に発送としました。

漆器類も整理し出すと途方もない数になる





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