7/26(水)、八幡平の「八幡沼周辺自然探勝路(総延長3,390m)」を歩いた際、探勝路のすぐ近くに「マルバシモツケ(丸葉下野)」の花が咲いていました。
マルバシモツケ(丸葉下野)バラ科 シモツケ属 Spiraea betulifolia
山地から高山の日当たりの良い岩礫地に生える落葉低木で、庭木の「コデマリ」や「シモツケ」とは縁が近い。高さは30~100cmになる。盛んに枝分かれしてこんもりと茂る。白緑色の葉を出す枝は地際から分かれて株になる。若い枝は赤褐色を帯びているが、後に灰色になって縦に割れる。
葉は互生し、長さ2~5cmの広卵形~倒卵形厚めで、先は丸く、上部の縁には欠刻状の鋸歯が目立つ。
6~8月、枝先に直径約7mmの白い5弁の花が多数集まって円形に盛り上がった花を開く。雄しべは花弁より長い。果実は長さ2~3mmの袋果。
分布:北海道、本州(中部地方以北)
なお、北海道には、葉や花が少し小型になった「エゾノマルバシモツケ(蝦夷の丸葉下野)」というのが自生するという。