peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「奥の細道を訪ねて・第14回~加賀百万石の城下町金沢より福井まで」第1日(その3)2014年11月5日(水)

2014年11月24日 | 芭蕉の「奥の細道」を歩く

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クラブツーリズム主催「奥の細道を訪ねて・第14回~加賀百万石の城下町 金沢より福井まで」のバスツアーに妻と一緒に参加しました。第1日目 東京羽田空港・第1ターミナルから小松空港に向かって飛行機で出発です。

小松空港には予定通り8:55時に到着。地元・小松市の「京福バス」で最初の目的地である「妙立寺(みょうりゅうじ)」(金沢市野町1-2-12)に向かいます。バスの中で、講師の大橋洋子先生から、これから見学する妙立寺などについて詳しい説明を聞きました。

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バスは金沢西ICから北陸自動車道に入り、一路「妙立寺」を目指して走ります。いつの間にか高速道路を出て、極楽寺の有料駐車場には9:40時頃到着しました。ここから最初の見学地の妙立寺(金沢市野町1-2-12)に徒歩で移動です(9:45時頃到着)。

 この寺は、金沢城の出城の役割があった加賀藩ゆかりの寺で、芭蕉や「奥の細道」とは関係が無いようでした。攻め入れられた時を想定した仕掛けがなど沢山あって、「忍者寺」とも呼ばれて人気を集めているので特に組み込まれたようです。

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(上)この日、2番目に訪れたのは、小杉家の菩提寺であり、一笑塚芭蕉の句碑があるという願念寺(がんねんじ)。

 妙立寺(みょうりゅうじ)の裏門を出るとすぐ「願念寺」(がんねんじ)の表門でした(金沢市野町一丁目3-82)。

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(上と下)願念寺の表門左側に立つ、小杉一笑への芭蕉の追悼句を刻んだ碑。「塚も動け我が泣く声は秋の風」。小杉家の子孫小杉潔(こすぎ・きよし)氏が、芭蕉の真跡(那谷寺所蔵)を得て昭和42年に建立したものという。

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(上と下)願念寺の境内にある小杉家の墓。

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(上と下)小杉一笑の辞世の句「心から雪うつくしや西の空」を刻んだ一笑塚。昭和31年に、金沢在住で俳諧研究・芭蕉研究者として名高い蔵月明(くらげつ・めい)氏(1880~1968)の筆跡。

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(上)金沢市で購入してきた下記の北國新聞社発行、金沢学院大学文学部日本文学科編著の「おくのほそ道~芭蕉が歩いた北陸」(本体1,600円+税)に詳しく記載されています。

http://kimassi.net/teramatijiin/gannenji.html [願念寺(金沢の寺町寺院群):金沢観光情報<きまっし金沢>]


「奥の細道を訪ねて・第14回~加賀百万石の城下町金沢より福井まで」第1日(その6)2014年11月5日(水)

2014年11月24日 | 芭蕉の「奥の細道」を歩く

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クラブツーリズム主催「奥の細道を訪ねて・第14回~加賀百万石の城下町 金沢より福井まで」のバスツアーに妻と一緒に参加しました。第1日目 東京羽田空港・第1ターミナルから小松空港に向かって飛行機で出発です。

小松空港には予定通り8:55時に到着。地元・小松市の「京福バス」で最初の目的地である「妙立寺(みょうりゅうじ)」(金沢市野町1-2-12)に向かいます。バスの中で、講師の大橋洋子先生から、これから見学する妙立寺などについて詳しい説明を聞きました。

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バスは金沢西ICから北陸自動車道に入り、一路「妙立寺」を目指して走ります。いつの間にか高速道路を出て、極楽寺の有料駐車場には9:40時頃到着しました。ここから最初の見学地の妙立寺(金沢市野町1-2-12)に徒歩で移動です(9:45時頃到着)。

 この寺は、金沢城の出城の役割があった加賀藩ゆかりの寺で、芭蕉や「奥の細道」とは関係が無いようでした。攻め入れられた時を想定した仕掛けがなど沢山あって、「忍者寺」とも呼ばれて人気を集めているので特に組み込まれたようです。

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(上)妙立寺(みょうりゅうじ)の裏門を出て、すぐ隣にある願念寺(がんねんじ:金沢市野町一丁目)を見学した後、妙立寺の表門の方に回って、さらに徒歩で移動です。願念寺の表門から約300mほどでしょうか、長遠山・本長寺(金沢市野町一丁目2-8)に着きました。

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本長寺の次は、成学寺(じょうがくじ・金沢市野町一丁目1-18)です。

(下)この日、4番目に訪れたのは、「あかあかと日は難面(つれなく)もあきの風」という芭蕉の句碑があるという成学寺(じょうがくじ)。

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そして、この日6番目に訪れたのは長久寺(ちょうきゅうじ:金沢市5-2-20)でした。

http://kimassi.net/teramatijiin/tyoukyuuji.html [長久寺(金沢の寺町寺院群):金沢観光情報<きまっし金沢>]

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(上と下)長久寺境内にある「秋涼し手毎(てごと)にむけや瓜茄子(うりなすび)」と刻された芭蕉の句碑。

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元禄2年(1689)7月20日、『曾良日記』によれば、この日の芭蕉の行動は次のようなものであった。

 金沢入りして6日目、芭蕉は犀川のほとりにある松源庵(しょうげんあん:松幻庵、松玄庵、少玄庵とも。金沢の俳人、斎藤一泉(さいとう・いっせん)が犀川のほとりに構えた住まい。現在の寺町にあたり、蛤坂の近くにあったと推測される)を訪れ。一泉から旬の野菜でもてなされる。豪華ではないが、野趣に富み、心のこもった一泉のもてなしに感銘を受けた芭蕉は、この情景を

残暑暫(しばし)手毎に料(れう)れ瓜茄子(うりなすび)[ノ松(べつしょう)『西の雲』による](今日はまだ残暑が厳しいが、これはこれは、なんと涼しげな瓜と茄子なのだろう。各自で下ごしらえをして、いただくことにしよう。)と詠み、この句を発句として半歌仙を巻いた。この「残暑暫」の句、芭蕉は、『おくのほそ道』に収める際に推敲を加えて

 秋涼し手毎にむけや瓜茄子(庵を涼やかな秋風が吹き抜けていく。この涼しげな旬の瓜や茄子は、それぞれ自分で皮を剥いて、いただくことにしよう。)に差し替えている。。[以上は、下記の北國新聞社発行、金沢学院大学文学部日本文学科編著「おくのほそ道~芭蕉が歩いた北陸」より]

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ギンモクセイ(銀木犀) モクセイ科 モクセイ属 Osmanthus fragrans

別名:モクセイ(木犀)、ギンケイ(銀桂)。中国名は桂花。中国原産の常緑小高木で、高さは普通3~6m、大きなものは10mを超えるものもある。よく分枝し、樹皮は淡灰褐色。葉は対生し、長さ8~15㎝の長楕円形で、先は急に尖り、縁に粗い細鋸歯がある。

9~10月、葉の腋に小さな白い花を束生する。花冠は直径約4㎜で深く4裂し、芳香がある。雌雄別株だが、雌株は渡来していない。果実は長さ1~1.5㎝の楕円形で、黒紫色に熟す。用途:庭木、公園樹。変種にウスギモクセイ(薄黄木犀)がある。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35741039&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:宮城県岩沼市「竹駒神社」のギンモクセイ(銀木犀)2010年9月25日(土)]

http://www.hana300.com/ginmok.html [銀木犀(ギンモクセイ)]

http://www48.tok2.com/home/artgarden/ginmokusei.htm [ギンモクセイ(銀木犀)]


石川県金沢市野町のツワブキ(石蕗) 2014年11月5日(水)

2014年11月24日 | 植物図鑑

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クラブツーリズム主催「奥の細道を訪ねて・第14回~加賀百万石の城下町 金沢より福井まで」のバスツアーに妻と一緒に参加しました。第1日目、金沢市野町の本長寺の境内や「寺町寺院群」内の道路沿いに植栽されていたツワブキ(石蕗)が、真っ黄色い花を託遺産咲かせていました。

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ツワブキ(石蕗) キク科 ツワブキ属 Farfugium japonicum

葉につや(艶)があるフキ(蕗)という意味の艶蕗がなまって、ツワブキになったのではないかといわれる。若い葉柄はフキと同じように、キャラブキなどにして食べる。初冬の花のない季節に黄色の大きな花をつけ、葉も美しいことから、庭などによく植えられ、葉に斑が入ったものなど、園芸品種も多い。また食用として畑に栽培されることもある。

海岸の岩の上などに生える多年草。葉は直径10~30㎝の少し横長の円形で、厚くて光沢があり、長さ10~40㎝の長い柄がある。若葉は握り拳のように丸まり、灰褐色の軟毛をかぶっている。花期は10~12月。根生葉の間から高さ30~75㎝の太い花茎を伸ばし、黄色の頭花を多数つける。頭花は直径4~6㎝で、舌状花と筒状花でできている。分布:本州(太平洋側では福島県以西、日本海側では石川県以西)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41419036&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市山目立沢のツワブキ(石蕗)2012年11月20日(火)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/15c46b43cd0125e8d8f6f234dac92217 [peaの植物図鑑:一関市街地のツワブキ(石蕗)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35918700&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「千厩秋の山野草展のキフツワブキ(黄斑石蕗)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32934805&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市川崎町薄衣のキフツワブキ(黄斑石蕗)]