奥州市水沢区佐倉河字石橋 2009年8月23日(日)
2009年8月23日(日)、奥州市水沢区佐倉河字石橋にある民家の玄関前に植えられたミニトマトが沢山赤い実をつけていました。
(訂正)このブログの2つの黄色い花は、トマトと一緒に植えられていたゴーヤ(ニガウリ)の花でした。訂正させていただきます。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]
トマト(Tomatoes) ナス科 トマト属 Lycopersicon esculentum
南米ペルーなどアンデス山脈高地の原産。そのため寒さに弱く、厳しい暑さにも弱い。原産地では多年草となるが、温帯では1年生作物として栽培し、苗は温床で作って、霜の恐れがなくなる頃には第1花房がつくように育った苗を植え付けることが多い。本来は蔓性の植物で、茎はやや曲がりながら伸び、羽状複葉を互生する。草丈は90~180㎝になるので、そのまま這い作りとする場合もあるが、普通は手竹を立て、これに結び付けて作る。葉のつけ根に芽があるが、枝分かれしないように掻き取って育てられる。本来は春に種子を播いて、夏から秋に育てられるが、現在では温室を使って栽培され、1年中出荷されている。
6~9月、茎の中ほどの葉のつけ根に直径2㎝ほどの黄色い小さな花が総状につく。花は放射状に切れ込み、花弁はくるりと反り返る。トマトもナスと同じで、花には雌しべと雄しべがある両性花だから、花が咲けば大抵は実になる。トマトの花も雄しべが集まって、葯が筒状になり、雌しべを包んでいる。そして、葯はナスとは違って内側が裂けて花粉が出るので、ナスのように雌しべが短くても、受粉しないため実を結ばない、ということはない。また、雌しべが長くなるものも、雌しべは花が熟してくるに従って急に伸びるので、葯の間を押し開いて出る時に自家受粉が行われる。花が咲いた後、季節によって違うが、大体50日前後で成熟する。果実は扁球形の液果で、直径5~10㎝になり、赤かピンクまたは黄色に色づく。栽培されているのは果実が大きく、酸味の少ない品種が多いが、直径1~3㎝の小さな果実が多数つくミニトマトと呼ばれる品種も人気がある。漢名:蕃茄。別名:アカナス(赤茄子)。
[栽培]播き時:2月下旬~3月上旬(温床内)、植付期:4月中旬~5月上旬、収穫期:7~10月。連作障害が起こりやすいので、トマトを植えてから3~4年間は、同じ場所でナス科の野菜を育てることを避け、他の科(アブラナ科、キク科など)の野菜を植える。植え付けてから1カ月半から2カ月半で収穫ができる。
写真の感じだと、ウリ科の中でもメロンかキュウリの雄花のようです。