peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

桜「エドヒガン」(江戸彼岸)

2008年04月25日 | Weblog

一関市青葉町のエドヒガン(江戸彼岸)
2008年4月15日





2008年4月15日(火)、一関市青葉町の青葉町児童公園にある桜が
花盛りでした。「エドヒガン(江戸彼岸)」ではないかと思います。






桜「エドヒガン(江戸彼岸)」バラ科 サクラ(プルヌス)属
Prunus pendula f.ascendens
このエドヒガンはイトザクラ(枝垂桜)の立性のもので、学名は枝垂
れ品のほうが先につけられたからとのこと。「ヒガンザクラ(彼岸桜)」
と呼ばれることがあるが正しくない。
岩手県では、種もみを播く頃に咲くので、「タネマキザクラ」とも呼ば
れる。ほかに「ウバヒガン」「アズマヒガン」などと呼ぶ地方もある。

山地に自生する落葉高木で、岩手県では平地、丘陵地に点々と見られ
る。幹は直立し、高さ15~20m、胸高直径50cm~1mほどになる。若い
枝には軟毛がある。樹皮は灰褐色で縦に割れ目が入る。

葉は柄があり互生する、葉身は5~10cmの長楕円形から狭倒卵形で先は
尾状に尖る。基部はくさび形で、縁には二重の鋸歯がある。表面は軟毛
が散生し、裏面は脈に沿って毛が多い。

花は関東では3月の彼岸ごろ(岩手県では4月)、ほかのサクラより早く
葉に先立って開く。1つの芽から2~5個出る。花は直径2.5~3cm(ソメ
イヨシノより少し小さい)で淡紅色、まれに白色。萼は紅紫色で、萼筒
が丸く壺形に膨れているのが特徴。

和名は、春の彼岸の頃に花が咲き、東京周辺に多く植えられていること
による。長生きのサクラとして有名で、山梨県の山高神代桜、岐阜県根
尾谷の薄墨桜など、天然記念物に指定されている老木も多い。盛岡市内丸
の「石割桜」もエドヒガンで、国の天然記念物に指定されている。
分布:本州、四国、九州。花期:3~4月。
[以上、岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦編著)
ほかより]
平泉町の枝垂桜「エドヒガン(江戸彼岸)」
 2006年4月23日




2006年4/23(日)、平泉町公民館の近くで3分咲きぐらいになっている
シダレザクラ(枝垂桜)をみつけました。





イトザクラ(枝垂れ桜)/エドヒガン(江戸彼岸)
バラ科 サクラ(プルヌス)属
 Prunus pendula f.pendula
山地に自生する落葉高木で、高さは20mほどになる。樹皮は灰褐色色で縦に
割れ目が入る。葉は長さ5~10cmの長楕円形。

花期は3~4月。花は直径2.5~3cmで淡紅色~白色(ソメイヨシノよりやや小
さい。)萼筒が丸く壺形にふくれているのが特徴。

枝が長く枝垂れるものを「シダレザクラ(枝垂桜)」または「イトザクラ
(糸桜)」といい、花の色が濃いものや八重咲きのものがある。

 和名の「エドヒガン」は、春の彼岸の頃に花が咲くこと、江戸(現在の東
京)周辺に多く植えられていたことによるという。分布:本州~九州

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