2015年10月6日(火)、一関市東山町長坂字舘合の県道19号線(今泉街道)沿いの山際の土手に生えているヤクシソウ(薬師草)と思われる野草が、黄色い舌状花だけでできている花を沢山咲かせていました。本来ならもっと大きくなっているはずなのに、一度刈り取られてしまったのでしょう、草丈が低い状態で花を咲かせていました。
ヤクシソウ(薬師草)キク科 オニタビラコ属 Youngia denticulata
名前の由来については、最初に薬師堂のそばで見つけたからとか、薬用にされたからとか、葉が薬師如来の光背に似ているからとか、いろいろな説があるが、あまりはっきりしない。山野の日当たりの良い所に生える2年草(越年草)。よく枝分かれして、高さ30~120㎝になる。根生葉は花が咲く頃には枯れている。茎につく葉は互生し、長さ5~10㎝、幅2~5㎝の長楕円形で、基部は後方に大きく耳状に張り出して茎を抱いている。
花期は8~11月。枝先や上部の葉のつけ根に直径1.5㎝ほどの黄色の頭花をつける。頭花には筒状花は無く、舌状花だけでできている。舌状花の数は10個以上。葉が羽状に切れ込むものをハナヤクシソウ(花薬師草)f.pinnatipartitaという。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
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