2010年11月14日(日)、奥州市水沢区佐倉河の国道4号線から県道270号(水沢金ケ崎)線に入って100mほどの道路沿いの農家の納屋と思われる裏壁にキカラスウリ(黄烏瓜)がびっしりと張りついていました。黄色く熟した果実が沢山ついていましたが、毛虫も沢山ついていました。
キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科 カラスウリ属 Trichosanthes kirilowii var.japonica
林の縁や人家近くの藪などによく見られるつる性の多年草。茎は細く、巻きひげでいろいろなものに絡み付きながら伸びる。巻きひげは先が2~5本に分かれる。葉はカラスウリより黄色みの強い緑色で、毛がほとんどなく光沢があり、比較的すべすべしている。長さも幅も6~10㎝で、縁は3~5つに浅く切れ込む。表面には白くて粗い毛があり、さわるとザラザラする。
8~9月、白いレースで作ったベールを広げたような花を咲かせる。カラスウリに比べると花のレース状の広がりが少ない。花は日が沈んでから開き、夜明け前にはしぼんでしまう。雌雄別株。雌花は1個で、細長い筒状の萼の下に丸い子房の膨らみがある。雄花は穂状に数個つき、萼筒は3~3.5㎝でカラスウリより短い。
果実は長さ約10㎝の広楕円形で、カラスウリよりはるかに大きく、黄色に熟す。種子はカキ(柿)の種のようである。イモ状に膨らんだ根は多量のデンプンを含み、これから天瓜粉(てんかふん)をつくる。分布:北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑「日本の野草」より
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/66bcec6eb69337e0ba03d893dbd836e2 [peaの植物図鑑:一関市東山町のキカラスウリ(黄烏瓜)]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/0a5cbfec0437c479533202786f2249ff [peaの植物図鑑:一関市街地のキカラスウリ(黄烏瓜)]
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