花と泉の公園「ベゴニア館」の
球根性ベゴニア「ペアルケイ」 2008年2月17日
2008年2月17日(日)、一関市花泉町老松にある花と泉の公園「ベゴニア館」
の大温室内で、球根性ベゴニア「ペアルケイ」と思われる鉢植えのベゴニア
が黄色い花を咲かせていました。
球根性ベゴニア「ペアルケイ」
シュウカイドウ(ベゴニア)科 シュウカイドウ(ベゴニア)属
Begonia pearcei hook.f.
ボリヴィア(Bolivia)原産。1865年R.ピアース(Pearce)氏が発表。
葉は長心臓形で、柔らかい多汁質。葉腋から花軸が高く伸び、1本に
2個花をつける。花は黄子房緑。<Eupetalum>
球根性ベゴニア(Tuberous Begonia)
地下または株元に球根(塊茎tuber、稀に麟茎bulbous)を形成して、
低温になったり、乾燥が続いたりして生育環境が悪化すると、地上部
は枯死して休眠し、再度環境が良くなってくると、発芽、発根、生育
開花、結実する種類を総称して「球根性ベゴニア」と呼んでいる。
また、完全な球根は作らないが、茎の基部に養分を貯えて、太った部分
を持つ仲間(ドレーゲイdregeiやウォルニー等)を半球根性(semi-
tuberous)と呼んでいる。
球根性ベゴニアは、次のように分類されるが、このブログでは、①の
ものだけにしました。
①原種と単純交配種(species & F1hybrids)
山野に自生している原生種(species)と原種同士を交配してできた雑種
第一代(F1品種ともいう)群。数はそう多くない。
②球根ベゴニア(tuber-hybrids)
南米ペルーのアンデス山系に原生するボリビエンシス(boliviensis)を
中心に、ペアルケイ(pearcei)やヴィーチー(veitchi)、ロサェフロー
ラ(rosaeflora)、デーヴィシー(davisii)、クラルケイ(clarkei)、
キンナバリーナ(cinnabarina)などの数種を複雑に交配して育成された
地下に塊茎を持つ園芸品種群を「球根ベゴニア」と呼んで別グループに
している。品種の数も欧米では1,000に近いほどある。
③冬咲きベゴニア(Cheimantha)
俗にクリスマスベゴニアとかローレイン系ベゴニアとも呼ばれるこの植物
は、クリスマスを中心に11月~春までの、室内を飾るのにふさわしく、エレ
ガントな花であるが、冬咲きの球根性ベゴニア・ソコトラナ(socotrana)
と南アフリカ産の球根性ベゴニア・ドゥレーゲイ(dregei)を交配して人工
育成されたグループで、必ずしも球根は持たないが、両親が球根性なので
ここに含められた。
④エラチオールベゴニア(hiemalis)
南米のアンデス原産の数種を元に、品種改良の進んだ球根ベゴニアとソコト
ラナ(socotrana)との交配によって育成された人工育成品種の一つで、戦後
にドイツのオットーリーガーによって改良された品種が人気を呼び、鉢花の
人気品種として華々しく登場して以来、一時は鉢花界のトップを独占した感
さえあったグループで、日長や温度のコントロールで周年生産されているが、
必ずしも球根を持たないけれど、前者同様、球根性ベゴニアに包含されてい
る。
(誠文堂新光社発行「ベゴニア百科」(日本ベゴニア協会・編)より)
球根性ベゴニア「ペアルケイ」 2008年2月17日
2008年2月17日(日)、一関市花泉町老松にある花と泉の公園「ベゴニア館」
の大温室内で、球根性ベゴニア「ペアルケイ」と思われる鉢植えのベゴニア
が黄色い花を咲かせていました。
球根性ベゴニア「ペアルケイ」
シュウカイドウ(ベゴニア)科 シュウカイドウ(ベゴニア)属
Begonia pearcei hook.f.
ボリヴィア(Bolivia)原産。1865年R.ピアース(Pearce)氏が発表。
葉は長心臓形で、柔らかい多汁質。葉腋から花軸が高く伸び、1本に
2個花をつける。花は黄子房緑。<Eupetalum>
球根性ベゴニア(Tuberous Begonia)
地下または株元に球根(塊茎tuber、稀に麟茎bulbous)を形成して、
低温になったり、乾燥が続いたりして生育環境が悪化すると、地上部
は枯死して休眠し、再度環境が良くなってくると、発芽、発根、生育
開花、結実する種類を総称して「球根性ベゴニア」と呼んでいる。
また、完全な球根は作らないが、茎の基部に養分を貯えて、太った部分
を持つ仲間(ドレーゲイdregeiやウォルニー等)を半球根性(semi-
tuberous)と呼んでいる。
球根性ベゴニアは、次のように分類されるが、このブログでは、①の
ものだけにしました。
①原種と単純交配種(species & F1hybrids)
山野に自生している原生種(species)と原種同士を交配してできた雑種
第一代(F1品種ともいう)群。数はそう多くない。
②球根ベゴニア(tuber-hybrids)
南米ペルーのアンデス山系に原生するボリビエンシス(boliviensis)を
中心に、ペアルケイ(pearcei)やヴィーチー(veitchi)、ロサェフロー
ラ(rosaeflora)、デーヴィシー(davisii)、クラルケイ(clarkei)、
キンナバリーナ(cinnabarina)などの数種を複雑に交配して育成された
地下に塊茎を持つ園芸品種群を「球根ベゴニア」と呼んで別グループに
している。品種の数も欧米では1,000に近いほどある。
③冬咲きベゴニア(Cheimantha)
俗にクリスマスベゴニアとかローレイン系ベゴニアとも呼ばれるこの植物
は、クリスマスを中心に11月~春までの、室内を飾るのにふさわしく、エレ
ガントな花であるが、冬咲きの球根性ベゴニア・ソコトラナ(socotrana)
と南アフリカ産の球根性ベゴニア・ドゥレーゲイ(dregei)を交配して人工
育成されたグループで、必ずしも球根は持たないが、両親が球根性なので
ここに含められた。
④エラチオールベゴニア(hiemalis)
南米のアンデス原産の数種を元に、品種改良の進んだ球根ベゴニアとソコト
ラナ(socotrana)との交配によって育成された人工育成品種の一つで、戦後
にドイツのオットーリーガーによって改良された品種が人気を呼び、鉢花の
人気品種として華々しく登場して以来、一時は鉢花界のトップを独占した感
さえあったグループで、日長や温度のコントロールで周年生産されているが、
必ずしも球根を持たないけれど、前者同様、球根性ベゴニアに包含されてい
る。
(誠文堂新光社発行「ベゴニア百科」(日本ベゴニア協会・編)より)
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