(上3つ)サツキツツジ「好月」
2010年6月12日(土)、奥州市水沢公民館(水沢区字聖天85-2)の多目的ホールで開催中の水沢盆栽会(会長 桐田斎=ただし、会員23人)主催の「さつき・山野草展(12~14日、9:15~17:00.最終日は15:00まで)」を見に行ってきました。さつき(皐月)と山野草を合わせて80点ほど展示されていました。
(上3つ)サツキツツジ「光淋」
(上3つ)サツキツツジ「華宝」
(上3つ)サツキツツジ「美良野」
サツキ(皐月) ツツジ科 ツツジ(ルフォドデンドロン)属 Rhododendron indicum
別名:サツキツツジ(皐月躑躅)川岸の岩の割れ目などに生える常緑低木だが、昔から広く栽培されており、多数の園芸種がある。高さは1mほどになる。葉は互生し、長さ2~3.5㎝の披針形または広披針形で質は厚い。縁には微鋸歯がある。5~7月、枝先に朱赤色または紅紫色の花が1個まれに2個咲く。花冠は直径3.5~5㎝の漏斗形で5中裂し、上弁に濃い斑点がある。雄しべは5個で葯は暗紫色。雌しべは1個。蒴果は長さ7~10mmの長卵形で褐色の剛毛がある。用途:庭木、盆栽、花材。分布:本州(関東地方西部・富山県以西)、四国、九州(屋久島まで)。
サツキの園芸種:
ギョウテン(暁天)Gyoten:「カホウ(華宝)」の枝変わりとして生じたもの。
マツカガミ(松鏡)Matukagami:名花「マツナミ(松波)」の実生。
チョウジュホウ(長寿宝)Chojuho:もと鹿沼市にあったもの。秋に紅葉する。花は5個の雄しべが長く突き出した剣咲き状の特異な形。
ジュコウ(寿光)Juko:ギョウテン(暁天)とコトブキ(寿)の交配実生。
オオサカズキ(大盃)Osakazuki:サツキの原種に近い形態。
セイダイ(聖代)Seidai:イシヤマ(石山)とシュチュウカ(酒中花)の交配種。秋に紅葉する。早咲き。
コウザン(晃山)Kozan:もと日光の輪王寺にあったものを鹿沼市の寺の住職が挿し芽で殖やしたもの。
キンザイ(金采)Kinzai:江戸時代から知られている采(さい)咲きの代表的品種。
ヤタノカガミ(八咫鏡)Yatanokagami:系統不明の自生実生。葉は光沢があり、紅葉する。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より
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