peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターの食虫植物・ハエトリソウ(ハエジゴク)/ディオナエア・ムスキプラ

2010年12月31日 | インポート

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の本館・管理棟展示室で、先月からシクラメンやスプレー菊などの展示が行われていますが、それらの中に食虫植物のハエトリソウ(ハエジゴク)がありました。

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上の画像には、捕えられたハエ(蝿)が写っています。

ハエトリソウ(ハエジゴク)/ディオナエア・ムスキプラ モウセンゴケ科 ディオナエア(ハエジゴク)属 Dionaea muscipula

ディオナエア(ハエジゴク)属 Dionaeaは、アメリカ合衆国のノース・カロライナ、サウス・カロライナ両州に1種がある単型属。

ムスキプラDionaea muscipulaは常緑の多年草。葉の中央に左右3本ずつの感覚毛があり、虫がこれに触れると、あっという間に葉を折りたたんで虫を捕らえ、分泌液で養分を消化してしまう。空振りを避けるためか、感覚毛は1回の刺激では反応せず、2回目の刺激に素早く反応して葉を閉じる。ハエジゴクまたはハエトリソウの名がある。開花期は5月~6月で、径1.5㎝の白い花をつける。

管理:日当たりのよい湿地に育つ種類なので、水苔植えにして、戸外で育てる。虫の養分を吸収するけれども、生活のための養分は根から吸収し、葉で同化作用もするので、虫が全くいなくても、生育に問題はない。感覚毛に刺激を受けて閉じた葉は、やがてまた開くが、開閉運動によって早く老化してしまうので、いたずらに葉を刺激すべきではない。夏の高温は嫌う。冬は凍らない程度に保ち、休眠させる。冬も温室で生長を続けさせると、かえって株が消耗して、結果がよくない。休眠から覚める前の2月下旬が植え替えの時期で、同時に株分け、挿し木もできる。実生で殖やせるが、実が熟すとし自然に種をこぼすので、早めに採取する必要がある。また、早く発芽能力を失うので、とりまきがよい。開花まで3~4年かかる。葉の組織培養で大量に殖やすこともできる。根の数が少なく折れやすいので、生育途中の植え替えはしない。肥料はほとんど必要とせず、ハイポネックス程度にする。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%82%B5 [ハエトリグサ:Wikipedia]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1032.html [ハエトリグサ、ハエトリソウ、ハエジゴク:園芸ナビ・園芸植物図鑑]

http://www.botanic.jp/plants-ha/haejig.htm [shu(^^)Homepage,ハエジゴク(Dionaea mascipula)]


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