8/25(金)、一関市と平泉町、奥州市前沢区にまたがる束稲山(たばしねやま)に登ってみました。標高595.7mの丘といっても良いような山で、頂上まで後100mほどの所まで車で行けますので、ここ2~3年は、年に2回は行っています。
この日は天気が良くて、爽やかな秋風も吹いて快適でした。頂上付近で「ナンバンギセル(南蛮煙管)」の花が咲いているのを見つけました。
ナンバンギセル(南蛮煙管)ハマウツボ科 ナンバンギセル属 Aeginetia indica
ススキ、ミョウガ、サトウキビなどの根に寄生する1年草で、葉緑素をもたない寄生植物。「南蛮煙管」というのは西洋のパイプのことで、花の形が似ていることに由来する。また、万葉集に出てくる「オモイグサ(思草)」は、この草といわれている。
茎や葉は短く、地中にあってほとんど地上には出ないという。地上に出ているのは花柄で、高さ15~20cmになり、その先端に長さ3~5cmの筒状で紅紫色の花を横向きに1個つける。花期は7~9月。萼は黄褐色で淡紅紫色のすじが入る。長さ2~3cmで先が尖っている。
果実は萼に包まれたまま熟し、中に粉状の黄色い種子が多数入っている。分布:日本全土