Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ホームオフィースからメール

2021-05-17 | 文化一般
週末にはミュンヘンからの当選おめでとうメールは来なかった。なにも大当たりは期待していないが、折衷的な当たり方になると次々へと手段を進めて行かないと駄目である。しかし劇場の交換サイトにはまだ動いている様子はない。もう数日掛かるかもしれない。

それに関連すると、英国がインド変異株から危険地域に指定された。月曜日からの英国の緩和に合わせて、更に厳しく危険変異株地域としてインド並に制限しようとする声が緑の党からも出ている。人気が出ている党からの要望を与党は無視し難い。

ジョンソン首相は変異株が広がっているイングランド北西部を観察して行きたいとしているが、まだ53%しか接種の済んでいないところでインド変異株による次の波が懸念されている。変異株と接種の速度の競争になるとされている。日本などの事を考えれば有利であるが、既に新陽性者指数は上昇傾向にあって、均衡がどちらに破れるか分からない状況である。因みに日本は9月末ごろに50%とかに達しても次の変異で手遅れになる可能性がある。すると更に一年コロナ禍が伸びる。

なにが関連するかというと、抽選で当たらないとなると、そうした英国キャンセルを少なくとも6月中は狙えるという事になる。明日から幾らかの券が売りに出るが、ミュンヘンの場合はまた先に延ばされた。なによりも新陽性者指数50へ58.2と目前なので、テストからも解放されるように安定してから購入した方が計画を立てやすい。

同時にルツェルン音楽祭のサイトにログインしてみると予約はあと二日となっていてオファーが確定していない。カードも引き落とされておらず、メール受け取りも無かったので、もう一度確認を打っておいた。土曜日の夕方である。月曜日に一般発売が始まるので流されてしまうといけないからだ、締め切りは遠に過ぎている。驚いたことに日曜日の午前中に販売長からメールが入っていた。発送は遅れるが確認したとあった。メールの技術的問題は分からないが、先ずはこれで一安心。追加購入するものもなさそうだ。

ベルリンのフィルハーモニカー定期アーカイヴからの放送を録音した。2015年1月末のラッヘンマンとマーラーの復活交響曲を合わせたプログラムだ。「復活」は2013年の復活祭、その前に定期で演奏されていて、デジタルコンサートホールには2012年のものしかない。今回は歌手は復活祭の再演だが、前半にラッヘンマンの曲が演奏されていてより印象深くなっている。演奏の印象がこちららの方が復活祭に近く2012年よりも圧倒的に名演だと思うが、デフォルメとドライヴが激しく、復活祭ではここまでアゴーギクを掛けていなかったと思う。誰の指揮か分からぬ程である。ラトルも任期最後の方になって来て思い切った指揮を試しているかのようにも思われ、最後には打ち破れていた。それでもコンセプトを決めての方がラトル指揮は強い効果を生むようだ。復活祭は前支配人の頃であり、著作権料を払う必要のあるラッヘンマン演奏などは有り得なかったのも現実であった。

10月初めのフォアアールベルクでの演奏会詳細が決まった。三回順延されて今回が四回目である。既に練習は済ませてあるので、直前にやって来て二日振るらしい。予定とはフェルトキルへのコンサートとブレゲンツでのそれの順序が逆になっていて、またそれによって二日目が午後の演奏会になった。宿泊所のチェックアウトが11時なのでそこまでゆっくりすることになるが、もう一晩あるとよりゆったりできる。帰宅は全く問題が無いのでそのまま帰宅しても22時前には帰れるだろう。お昼の数時間の過ごし方だけである。



参照:
金券をすっかり使い込む 2021-05-10 | 生活
漸く見えてきた今夏の状況 2021-05-06 | 文化一般
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女性週刊誌的感慨

2021-05-16 | 
ザルツブルク聖霊降臨祭からメータ師の居住地が気になった。イタリアとドイツが主な活躍の場でイタリアには家がありそうだが、イスラエルを取り払ってからスイスには住んでいないのだろうかと思ったからだ。ルツェルンに住んでいればもう少しそこの音楽祭に出ていてもおかしくない。医者はロスだと思っていたが、ヴィーンでも振っているのでどうなのかと思った。勿論自宅は各地に沢山あっても良いのだが、税制上の自宅て半年以上生活するのが基本となっている。その場合、スイスが最も優遇が得られるのは皆が知っている通りである。

しかし居住地の前に思い掛けない情報にあたって仕舞った。日本旅行でもイスラエルでも最終コンサートにも映っていた奥さんのことだ。「お父ちゃんかっこいい」と叫ぶような元ファンというような話しを聞いていたので、てっきりイスラエルで知り合ったユダヤ人の若い奥さんだと思った。それがどうもその頃に別れた様子もなく、Wiki情報では今でも昔の奥さんがそのままとなっている。

息子さんがカウンターテノールで有名でと、それは前妻さんの息子さんらしい。もうここまで来ると女性週刊誌の領域だが、その後の奥さんがなんとナンシー・コヴァックと書いてある。ハリウッドに興味が無い私でも我々TV世代には頭にこびりついている女優さんだ。
Nancy Kovack Tribute


大きな映画では無くて、まさしく当時のTVでは「アンクルから来た男 ー ナポレオンソロ」でスラッシュのスパイとして、または「スタートレック」で謎の星ノアの魔性の女役で何回も再放送で観ている。それでも一番出ているのはロバート・ワグナーの「スパイのライセンス」のようだ。それ以外にはバッドマンやターザンだ。
Star Trek Nona

Batman! What Shall I Do For You, That You Let Go Of My Beautiful Ass! (S1E06) (5).

Trailer - Tarzan and the Valley of Gold (1966)


兎に角馴染という事では、メータ師の比ではない。もしどこかでお二人に出合う事があれば、メータ師を放っておいてでも奥様の方にアウトグラムを頂くのは間違いない。そういう有名人である。
Nancy Kovack signing Autographs at Berlinale 2014 in Berlin


そして年齢はメータ師と殆ど同じで1935年生まれとなっている。するとヴィデオで映る姿は若々しくてっきり最新の後妻さんだと思っていたが、どうもノヴァックのようである。お若い。

メータ師も若い頃にロスの音楽監督になっていて、自身もインドの指揮者の倅であり、それは本当に華やかな赤絨毯の世界に居たのは当然だ。恐らく我々の知っているような映画スターなどは皆顔馴染だったのだろう。
Zubin Mehta: conducting the Los Angeles Philharmonic

Zubin Mehta: Los Angeles Philharmonic


だから幾らでも美しい女優はいたと思われるが、イスラエルフィルを辞める時の会場での表情を見たりすると、旦那に惚れているのがよく分かる。1969年からの夫婦であるから余程相性が良かったのだろうが、ああいう業界でそういう女性を射止めたメータ師の眼力も凄い。

更に調べると、父親はミシガンのGMのマネージャーだった様だが、15歳でミシガン大学に学び20歳で卒業。そしてミスコンテストで芸能界に入っている。成程と思った。一つ上の姉さん女房。

土曜日の走りは体調が悪かったのか、久しぶりに低調だった。前日からもう一つで、更に体重の増加が止まらない。食事量が上がっている訳でもないが、新陳代謝が落ちているのだろうか。やはりこの辺りで筋肉を盛んに使う運動を始めないと駄目になるかもしれない。



参照:
探し物はどこでしょう 2019-10-20 | 音
殆ど出家ものの私 2021-02-01 | 音
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復活祭以外には期待しない

2021-05-15 | 文化一般
バーデンバーデンの祝祭劇場が立派な冊子を作っている。予定での土曜日のベルリンからの中継もそこに含まれている。しかし「マザッパ」のコンサート形式に題名役を歌う予定だった歌手が陽性で、ベルリンに来られないので中止になった。本来ならばバーデンバーデンでオペラとして上演される筈だったので、この無観客公演の中継の只券もついている。メールで公演されない事が伝えられたのは、ネット情報の翌日だったのだが、そこでは順延となっている。

しかし指揮者のペトレンコ自体は来週あたりからミュンヘンで新制作「トリスタン」の稽古に入るので、夏前にはベルリンに戻る時間も殆ど無い筈だ。新シーズンも厳しい日程だろうから、極東旅行がキャンセルにでもならない限り時間が空かない筈だ。

11月の日程で不明なのは、日本公演が15日頃にあるのにフランクフルトが2日公演なので、その後の旅程が分からない事である。

既に8月、9月初めの日程はパリ公演まで分かっていて、例年の様にベルリナームジークフェストは9月20日まで開かれて、ベルリナーフィルハーモニカーはペトレンコ指揮でも新たなプログラムを演奏する筈である。まだそこでのプログラムも未定で、どれほど大きな編成の作品が演奏されるか。その前のオープニングツアーが編成を落としてあるので、大きな期待はされない。

多くの人の関心は接種が進んだ後での感染予防の対処法で、マスク等で感染拡大を抑えるべきなのは当然であるが、バイデン大統領も接種者を開放するという事で状況は変わって来る。更に独司法相は基本的人権を守るために接種済み者だけでなく全ての拘束を外さないといけないとしている。感染予防と人権の凌ぎあいとなる。

バーデンバーデンからのメシアンの「世の終わりのための四重奏」中継を少し観た。一体何の為にレクチャー番組をやっているか意味不明。SWR嘗てのSWFのコンサートマスターらの演奏では解説無しでは聞かせられないという事でしかない。解説の者も中途半端な解説者で、平素の祝祭劇場の程度を落としても上げる程の内容ではない。SWRと支配人のスタムパが智慧を出してプログラミングしたのだろうが、程度が低い。このようなことでは室内楽ホールを作ってブーレーズ祭りをやるだけの土台とはならない。YouTubeに駄目を付けてやった。190人程しか観ていない。私が付けた後に誰かが続いて駄目を出した。

常識的にピンの音楽家の話しならなんだが、SWRであってもたとえベルリナーフィルハーモニカーであっても楽師さんのお話などは誰も聞きたくはないのである。彼らから高度な美学的話しが期待される訳でもなく、現場の肌感覚の四方山話し以上のものでは無い ― 要するに芸能ネタと変わらない。まさに彼らが演奏する余興の室内楽などに相当する、そのつまらさ馬鹿らしさなのだ。支配人ら企画者は高度な聴衆にしっかりと向き合っていない企画をしている。もう一つ他のアカウントから駄目を付けてやろうかと思うぐらいだ。

スタムパ支配人には復活祭に全身全霊を掛けてやって貰えばよい。あとは期待しない。だからバーデンバーデンのパトロンどころか友の会にも入らないのである。金を出すなら復活祭だけに出したいのだ。



参照:
発注したFFP2髭マスク 2021-02-10 | 文化一般
待て、勝負ありの感 2021-02-17 | 音
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世界一の歌劇場再開

2021-05-14 | 
ミュンヘンからの中継は感動的だった。待ちに待ったお客さんと舞台上でのその受け止め方が感動的な再開としていた。地元に居れば出かけただろうと思う反面音楽芸術的には価値はそれほどなかった。やはり指揮者が駄目だった。

管弦楽団も初演したそのDNAだけでなくて、近々ではペトレンコ指揮で日本公演でも演奏していたように手慣れ以上の積極的な演奏が出来る。また三人の歌手も客席の期待を一身に受けた熱演であったが、やはり指揮者がまともに音楽を運べないと全く意味をなさない。

日本引っ越し公演に帯同したイスラエルのフィッシュという指揮者だが、所謂劇場の便利屋さんである。初めて耳を傾けたが、やはり最後までまどろっこしくて聴いていられない。やはり歌劇場を訪れる一定の割合の人は楽劇においても奈落の楽団などは伴奏の一種としか思っていないのだろう。それでも長い訳の分からない歌芝居を観ているのだから天晴れである。我々の様に辛抱ができない、取り分けスター歌手などにはそれほど関心の無い者に取っては眠くなるばかりである。

要するにああした劇場指揮者が指揮をすると楽匠がどのような事を考えて筆を進めたかのその流れがさっぱり分からなくなる。所謂文脈とか構成感とか呼ばれるものなのだが、なにも音楽でなくても少し長い文章を書いてその全体を読まさせる為にはそれなりの思慮や工夫が必要になる。何事もそれが出来ないという人がいて、恐らく努力しても身に付くものでは無い能力なのだろうか。

それどころかこの指揮者がアンコールのピアノ伴奏までするものだから有難迷惑だ。先ずはテノールのヨーナス・カウフマンがヴェーデンドンク歌曲集から「夢」を歌ったが、練習ならばいいのだがあれで銭を取られるのは嫌だと思った。そもそもCPが悪いとが思わせたのはこの名前が出ていたからであり、例えば指揮がメータならば高い金を出しても出かけたかもしれない。それにしてもこの曲は女声で歌うものとばかり思っていたので男声では初めて聴いた。

当然のことながら殆どの常連さんにとってはその作品から新制作「トリスタンとイゾルテ」のキリル・ペトレンコとの練習風景を頭に浮かべただろう。その明晰な発声でこれだけで途轍もない期待を抱かせる。
Wagner: Wesendonck Lieder - Träume


アンコール二曲目は、今回の目玉であるリゼ・ダヴィドセンが御国物のグリークを歌ったが、曲の背景が思いだせなかった。勿論曲目も歌詞も分からない。しかしメロディーは知っている。要するに器楽でしか聴いたことが無かったのだが、歌謡である。曲名は二曲の悲歌の二つ目「最後の春」で原詩アスムント・オラヴセンヴィニェという人の作らしい。とても素晴らしそうなのだが、ノルウェー語が出来ない人が歌う曲でもないのかもしれない。大分器楽で聴いているのとも響きや雰囲気が違うと思った。
Edvard Grieg "Letzter Frühling", op. 34 Nr. 2, Sandra & Jürg Hanselmann, Klavier


三曲目は、ツェッペンフェルトが歌ったが、リヒャルト・シュトラウス作シュヴァイクの「無口の女」からだった。

Wie schön ist doch die Musik - aber wie schön erst, wenn sie vorbei ist!

Kurt Moll – Wie Schön Ist Doch Die Musik (Live 1972 aus München/Munich)


このようにどの曲もアンコールに手が込んでいて、流石に世界一の歌劇場の通好みの選曲だと感じた。



参照:
劇場再開第一弾公演 2021-05-13 | 文化一般
ヤッパリ生に限るのだが 2021-05-07 | 雑感
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劇場再開第一弾公演

2021-05-13 | 文化一般
火曜日10時からミュンヘンの再開コンサートのティケットがネット発売された。試しに覗きに行った。自動的に生成される待ち番号は590番だった。その数字からある程度想像は出来たが、19分後に入れた。充分に余っていた。興味があるのはシングル席の具合で、安いものは売れていたが、30ユーロは問題なく入手可能だった。最高席も132ユーロで身近いコンサートにしては高価過ぎる。指揮者も控えの指揮者であり、スターとは言っても三人登場で、ペトレンコがNHKホールで振った三人よりは少し高いだけだ。それも前半は無い。

木曜日と日曜日の両日あったので木曜日から売れて行ったが、双方とも購入出来た。それも比較的良い席も選べた。問題は価格だけだった。そして中々売り切れない。理由は地元の人だからこそ値踏みがしっかり出来ていて食いつかないという事でしかない。同様の面子で同じような価格で本物のオペラを体験出来る。それはそれで前席発売されても売り切れるのがもっと早い。

更に病み上がり証明があるか、接種を二回完了していない人は皆テスト受けなければならない。やはり面倒だろう。マスクのFFP2に関してはバイエルンの人は皆平素からしているので問題が無いだろう。

両日ともそのようなことで出かけないが、今後の参考になった。一つは新感染者指数が50を下回ればテストも要らないので出来ればそちらに掛けてもいいと思った。万全を期すためには様々な方法があるが、やはり何も無くて予定通り入場できるに越したことは無い。現在ミュンヘンは78であるから、月末には下回っている可能性もある。出来れば6月を待っても良い。

一つには旅行がその頃自由になる可能性があり、イザとなれば業務証明書が無くても宿泊できる。実は電話しようとしていたヴュルツブルクのモーツァルトフェストからメールが入っていて、配券予定の「イドメネオ」は基本的に無観客上演になって権利を失ってしまったらしい。早速ダブルブッキングの宿の一つをキャンセルしておいた。場合によればまだ使えるかもしれない。

ボイラーの窯の交換があるので出来れば6月は出かけたり外泊したりのチャンスを利用したいが、まだ日程が定まらない。末のミュンヘンのオペルンフェストシュピーレの日程が早く決まってくれると嬉しい。

三日ぐらいは入券や状況によればミュンヘンに宿泊しても良い。あとはフランクフルトにも一泊できるといいなと思う。但しそちらは現在132なので何も出来ない。旅行の自由もこれだけ飛び地があれば難しい。

ルツェルンの音楽祭には承諾の書面を出した。これでカードで引き落とされる筈だ。支払いは6月になる。額が予定よりは少しでも少ないので助かる。

バイエルンからオーストリアへの国境が開かれた。突然の事である。表向きは国境の両方の住民の便ととなっているが、クルツ首相が火曜日にミュンヘンを訪れたのはそれだけではないだろう。少なくともこれでバイエルンの人はいつものようにザルツブルクの聖霊降臨祭に出かけられる。既に余り券が売り切れの筈の「トスカ」公演でも出ていて、まさにこれの為のトップセールスとなっている。

昨秋はクルツ首相がヴィーナーフィルハーモニカー日本公演の為に菅首相に電話したのと同じことである。勿論、これによって夏のホリデーへと工程が形づけられて、その日程の発表も近いだろう。恐らく6月から全面的に旅行自由になると思われる。

ズビン・メータがフィレンツェの座付を振ることで興味があったので、調べてみると255ユーロの券が一枚でたが、コンサート形式では高過ぎる。ざっと計算してみると交通費と駐車代とプログラムなどで200ユーロ掛かり、なによりもアウトバーンを下りて昨夏の宿泊時の様に小さな国境を通らなければいけないので、往復の時間が2時間以上余分に掛かる。宿は業務文書を作成しないと宿泊できなく、やはりミュンヘンに住んでいないと難しいと思った。



参照:
ヤッパリ生に限るのだが 2021-05-07 | 雑感
再開は容易ではあるが 2021-05-05 | 文化一般
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待てないティーレマン去就

2021-05-12 | 文化一般
月曜日夕刻情報が流れてきた。ドレスデンでのザクセン州文化大臣の会見を受けてdpa通信社が速報を一斉に流した。州歌劇場の音楽監督でもあるその座付管弦楽団の監督の座にあるクリスティアン・ティーレマンとの契約を2024年以降延長しないことを発表した。同時に確執があり二月頃に公に指揮者が非難した歌劇場支配人との契約も同時に終えると声明。

ティーレマンが、バイロイト音楽祭の初代音楽監督の立場を追われて、そしてここでも州政府からその契約延長を拒否されたことはなにも驚くに当たらない。既にコロナ期間中の世界的ヴァイオリニストのアネ―ゾフィー・ムターなどと連名の補償金をよこせの公開文書はベルリンの連邦政府の文化大臣から叱責を受けた。更にバイロイト音楽祭の改革を求めるとして、名指しを避けながらも初代音楽監督の挙動は不利益として排除されるべきとされた。

この時点でこの指揮者のドイツ連邦共和国内での立場は決まった。今回の一方的に契約を延長しないと早めに通達する意味は事実上のトップダウンの解任である。普通はしないのだが、政治家であるキリスト教民主同盟のクレップシュ相は外交的にこれまでの十年の成果を評価して同時に、「これとは無関係に、世界的に高名なそのプロフィールのクルスティアン・ティーレマンが今後もゼムパーオパーと今後も芸術的な関係を持ち続けるのを期待する。」とコメントを出している。

これも中々意味深くて、シュターツカペレドレスデンに客演してくれとは言っていない。勿論そこで指揮をするのだが、オペラも振ってくれとも取れる。しかしまさに問題はそこにあって、そもそも新ミュンヘンの新監督ドルニーを邪魔にして追い出したことで多額の契約料を州に支払わせたこの指揮者には罪が有りながら、実際にはオペラ劇場の音楽監督としてまともな仕事はしていない。それでも南ドイツ新聞やベルリンの音楽評論家などは素晴らしい公演が実はあって、それは通っている人にしか分からなかったとされている。つまり今回の「解任劇」は不当であるという見方がそこにはある。

当然のことながら州は、この指揮者には期待できないとして、オペラ自体も今は良くても十年後にはついて行けない、つまり伝統的な上演や演奏会形式、そして音楽劇場の中で揺れ動いていて、今迄の常連客を超えて更に広く訴えかけて行く必要がある。そこにデジタルでの利用と訪問者との関係もあるとしている。

つまり、芸術面でと経済面でとこの指揮者が適任では無くて、更に期待できる男性か女性指揮者に首を据え替えたいという意味だ。更に同時に詰め腹を喰わされた支配人が一年だけ延長して辞めさせられる理由はなにか?政治的にどうしても最短で辞めさせたいという意志が働いている。今までの辞任の仕方から実質的には再来年からのドレスデンの復活祭にこの指揮者がどれほど関与できるかどうかも怪しくなってきた。ザルツブルク州がバッハラーを嗾けさせて追い払ったのによく似ている。

それ以上に推測をしても仕方が無いので、芸術面を考えればこれがやはり無関係ではない。ドルニーとの協調作業を初めから拒絶したように、音楽劇場で何かをやれる才能も知能もこの指揮者にはない。そもそもそうした公立劇場のあり方までを理解していない。オペラは舞台があるから振らないとかいう指揮者などと同じで舞台芸術的な能力も無いのに、より抽象的な音楽的内容で構成される演奏会で成功する筈が無いのである。どうしてもこの指揮者を信奉する聴衆の層が知れるということになる。追々年金生活者の娯楽対象ぐらいにしかならず、市場が小さくなるという経済的な影響が既に表れていた。

後任には、相性からヴェルサーメストがいいと思うが、同州ライプチッヒのネルソンズでも悪くはないだろう。オクサーナ・リニヴにこそ地元の音大卒なので州は狙いを付けているだろう。目標は2030年に世界に誇れる音楽劇場にすることらしい。

辞めるティーレマンに関しては、連邦共和国内での公職に就くのはもう難しい。ベルリンの放送は「引退」という驚きも無いことは無いとしているが、東京のNHKもドレスデンの前任者のルイージに白羽の矢を立てて、もう少し待っていればこちらの方が新国立でのオペラ指揮を考えれば間違いなく買いだった。昨年から予想はついていたので、なぜ待てなかったのだろうか?



参照:
Was die Nichtverlängerung für Thielemann und Theiler an der Dresdner Semperoper bedeutet, MDR vom 11.5.2021
何度も繰り返す内に 2021-02-12 | 雑感
音楽監督ティーレマンの去就 2020-12-29 | マスメディア批評
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コロナ禍終了への工程

2021-05-11 | 文化一般
明け方は雨が降っていた。予定変更で後で出かけた。車中の放送にヴュルツブルクのモーツァルト音楽祭の支配人の女性が電話でインタヴューを受けていた。主な内容は昨年から活動の盛んなフォールムの話しだったが、今年の百周年祭は何とかなりそうだというお話しだった。

音楽祭事務所に連絡をするのを火曜日まで待っていたのだが、これで用を足した。つまり先週火曜日のバイエルン州での方針決定で、新陽性者指数が100を割った時点で催し物開催が可能というものだった。それによって、月内に50を下回る地域が大半になると予想されていて、更に接種の効果が出てくるとされているので、6月初めの公演は殆ど問題が無くなる。

個人的には様子を見に行くだけのことにはなるのだが、めったにない事であり、ワイン祭りの時期的に来年もお世話になるかもしれないので、先ずは顔見世程度に金券を使って出かける。

年度によっては、今後は聖霊降臨祭もそのターゲットに入る。ザルツブルクからヴュルツブルクへの旅も週を置いて悪くはないだろう。

そのザルツブルクでは販売の様子を見ると50%入場で販売されている。しかし夏の音楽祭は100%である。どうも体裁だけはつけているのだが連中のやり方を見ると如何わしさを感じずにはいれない。

一方同じバイエルン州のミュンヘンのオペラ劇場は、この木曜日から700人を入れたいようだ。現在の指数は80を超えているので、接種かテストが必要になる。その規模のテストなら直前に出来るという事でもあるかもしれない。しかし今後予想される引き続きの新制作などでは50を下回ったところでそのテスト条項が外される。必要なのはFFP2マスクで1.5mの間隔が厳守される。

新たな座席表が発表された。ざっと見るとシングル席が厳しいのだが、基本は四分の一配置なので場合によっては一つづつずらすというのは考えられているようだ。優先予約分では切り離しは可能だろうが、ネット販売では立派なアルゴリズムを作っておかないと難しいだろうか。

驚きは立見席も活かしており、更にスコア席までしっかりと売るという事で700席かを確保していることだ。出入りは結構大変だと思う。しかしこれで許可になっているという事はミュンヘンのオペルンフェストシュピールに関してはあまり問題が無くなってきた。

マスクに関しては、バイエルン州にはマスク信仰があるので中々離せないかもしれないが、バイロイトなどを考えれば殆ど不可能で、入場人員を落として公演中は外すぐらいでないと開催は無理だろう。夏の間は場所によって若干差が出てくるかもしれない。

昨夏はザルツブルクでも公演中はマスクを外せたのだが、100%入れるとなるとFFP2を着けっぱなしにするしかない。「エレクトラ」でも恐らく卒倒する人が出るに違いない。

ベルリンのドローステン教授などの新たな見解でも6月に入ると接種の効果が出てくるので指数も安定するようだ。ロベルト・コッホ研究所所長も12歳からの接種が新学期の秋までに終われば、コロナ禍は終了するという見解を新たに述べた。即ち第四波は来ない。



参照:
金券をすっかり使い込む 2021-05-10 | 生活
漸く見えてきた今夏の状況 2021-05-06 | 文化一般
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金券をすっかり使い込む

2021-05-10 | 生活
日曜日は真夏並みに摂氏28度になった。三月が温かく、四月が寒く、五月は両方である。アイスケーニゲンの霜の季節でもある。だから一日で25度以上の温度差となった。暖かくなるのは良いが、空気が温まって仕舞わないことを望む。陽射しだけ暖かいぐらいが一番過ごしやすい。

週明けはキリストの昇天で木曜日に休みが入るので、そこまでに片づけておかないといけない。先ずは天気の良い内に一っ走りしてとなる。

ルツェルン音楽祭のオファーも其の侭受け容れるのでメールを返しておこう。ヴュルツブルクへの電話と支払いは月曜日には一通り今後の見通しが整理されて出るので、火曜日以降に電話が掛けられる時でもいいだろう。

バイエルン州ではビアーガルテンが開いて、本格的な緩和となる。週明けには連邦全体の接種率が一回では三分の一へとなる。二三週間後の上昇に於いて接種が五割に近づくという事だろう。数理的に計算されていると思われる。くどい様だがバイエルンでの予定が週明けに定まればよい。

それを待って、他州での予定も立てる。先ずは、アルテオパーでの券を交換して、それでも金券が30ユーロほど残っていた件だ。自分でもなにの金券かよく思い出せなかった。兎に角年末まで使わなければ現金化できるが、また手数料を取られる、だから使ってしまいたかった。プログラムを調べるが一年後までもいいのが出てこない。それでも何とかこれならというのが見つかった。同価格帯で態々フランクフルトまで走る価値のあるものだ。

クリスティアン・ベザイデンホウトというピアノフォルテで有名な人のモーツァルトリサイタルである。ソロは聴いたことが無いがバロック楽団と一緒には間違いなく聴いている筈だが、モーツァルトも熱心に弾いているようなので一度聴いてみようと思った。価格も26ユーロからあるので都合がよい。但し中ホールも定員半数なので、シングル席とペアー席が別れていて、シングル席の選択の可能性は小さい。

ペアーで入れないと間隔を空けての人数を稼げないからである。ベルリナーフィルハーモニカーでもその影響が大きかった。場合によって二枚続きの格下席を買う可能性もあったぐらいだ。ここでもまたもや最前列へと出てしまった。ピアノフォルテなので遠い必要もない。結局手数料2,64が含まれた33ユーロの席から前回手数料を引かれた金券30,91ユーロを使って、更に今回のサーヴィス料0,96を加算して、3,05ユーロ支払った。なにがなんだかわからないが、これで無事開催されればこれまたコロナ禍の一つが終る。最前列は視界ではお得では全く無いのだが、中ホールでのいつもより響く音響を愉しめればそれでよい。

金券はその出所を調べたらブログで分かった。フル収容の時に購入した券が36ユーロで、それがキャンセルになって、再び減員で購入した券が150ユーロだった。だから最初の分だけが金券になっていたのだった。結局同じコンサートで三回も券を購入したようなものだ。

CDやLPを流している。BGM程度であるが、それでも金を掛けて制作した録音芸術品は、その繋ぎ合わせたいいとこどりのテークと並んで、プロジェクトのコンセプトである音響芸術がそこに拡がる。オーディオファンにとっては何処までも幻想を追いかけなければいけない世界がそこに拡がる。今更ながら、出来上った音源はハイレゾでなくても美しい。それはネット生中継には求められない音響の芸術である。なぜ安価なライヴ録音のメディア化には歴史的な意味以外には価値が無いかの証明である。ハイレゾでの臨場感以上のものはメディア商品には求められないからである。

今回購入したCDやLPは其々それなりに音作りがしてあって、音響芸術的な価値があった。音楽的にこれはと思ったのはやはりチェコフィルの演奏したヤナーツェック曲集で、とても素晴らしい出来で、くれぐれも指揮者ビエロフラーヴェックの死去が惜しまれる。本人の言う通り、チェコフィルが世界のトップの管弦楽団に復帰していたことは間違いないと思う。最後に聴いたのはコシュラー指揮の時だったと思うが、この指揮者の下で全く質の違う演奏をしている。LPのプフィッツナーの方は矢張り聴き応えがあった。



参照:
国内ツアーのその意味 2020-09-24 | 文化一般
再びアルテオパーへの券 2021-05-03 | 文化一般
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先ずはブクレットを開く

2021-05-09 | 雑感
朝は冷えていた。パンツは脱げたが、ウォーミングアップする迄はフリースは脱げなかった。早目だったので屈伸をしていると、親仁が森から出て来て車で帰って行った。睡眠があまり良くなかったと思い、若干内臓にも熱っぽさもあって、あまり期待はしていなかったが、走り始めると足取りが軽かった。若干蹴りを入れてそれでも峠到達は21分を過ぎていて、またもや20分台には至らなかった。しかし可能性は感じられたので、よしとしよう。下りも出来るだけだれないように辛抱して走って、35分1秒で、実質は切っていた。2017年以来でないかと思う。その時は上り18分、戻って来て30分台だったから、まだまだだが、見通しは啓いてきた。放射冷却で朝陽の光が背中を押した。そろそろ新しい靴も欲しくなってきた。

週末は来週からの準備をする。先ずは予定外に月内にもミュンヘンへ行く可能性も出てきた。まだ検討中で実際にどうなるか分からないが、暖房の窯の工事が6月になったのに意味があって、5月中に出かけることが自由となる、同時に6月第二週末にはヴュルツブルク旅行が恐らく問題なくなり、それどころか月末の新制作「トリスタン」の券に当たらないとも言えなくなってきた。因みに両市は今日現在指数93と92.3で奇しくも同程度。まだ一月あるので50以下に下がる可能性は強い。

情報はないのだが、既に配券数は決定している。あとは本抽選と配券である。早ければ来週末ぐらいには決まるかもしれない。残り物配券日時が6月12日予定は変わらずなので、それまでは入場許可人数も変わらないとみているのだろう。ずばり推測すれば500人だろう。問題は旅行制限の影響からの海外からのキャンセル等をどうするかだ。

そのような先のことも考えて、また6月にはお湯が止まり外泊する必要もあるかもしれないので、どのようにするか。身軽にしておかないといけない。

CDが届いた。三種類だが、先ずはブックレットを開けて録音詳細などをざっと目を通す。ブーレーズ指揮のラヴェルも1993年から二年間に亘って、それもイエスキリスト教会で録音されている。90年代の録音はあまり知らないので、フィルハーモニーでのよりも多いのかどうか知らないが、それだけで期待出来る。

ブリテンのオペラ「真夏の夜の夢」がこれまた1995年の録音で、所持している「ネジの回転」が1983年アナログ録音だったので、思ったよりも十年以上後の仕事である。「ピーターグライムズ」が1978年で、これで三種類が揃った。

ヤナーチェック選集がこれがまた2013年から2017年の録音で、CDにはチェコフィルでの亡くなったベロフラーヴェックの最後の録音の一つだと書いてある。これはまた興味深い。批評を読んでドイツツアーに出かけてみようと思っていたところで亡くなったので、一度も生で聴くことが出来なかったのだが、これまた興味津々だ。



参照:
ヤッパリ生に限るのだが 2021-05-07 | 雑感
教養講座のような内容 2021-04-22 | 音

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最も注目される指揮者

2021-05-08 | 
ルートヴィヒスブルク音楽祭の初日演奏会が中継された。バーデンバーデンの延期プログラムが無ければ出かけるつもりでいた演奏会だった。結局延期復活祭は流れ、これも無観客演奏会となった。プログラムも大編成の「大地の歌」の三管を二管編成にしたグレン・コルテッセの編曲が演奏された。そこにアメリカのベルリン在住の環境活動家で写真家のヘンリーフェアーの映像が付けられた。その演奏形式は既にヴァイマールなどでも行われているので、特別な試みでは無かったようだ。

しかし、そのヴィデオを含めて、休憩後の直前にケージ作曲4分33秒が演奏されて、前半にはベートーヴェンの田園交響曲が演奏された。自然と人の営みの間にまさに音が生じようとした瞬間でのケージの演奏は半年前に話題となったベルリンでのペトレンコ指揮とは打って変わって、本来ケージの考えていた禅的で耳を澄まさせる若しくは大地の響きへと研ぎ澄まされるような演奏で、その通り全体のプロジェクトにぴったりと嵌り意味合いを明白にしていた。

こうしたマルティメディアルな表現は昨年ミュンヘンで指揮者アクサーナ・リニヴが指揮をした新制作「ユーディト」に繋がるもので、その大成功振りがここで今度はコンサートとして繰り返された趣がある。奈落の下で演奏して、ヴィデオも流されたバルトークの「青髭公」舞台前の「管弦楽のための協奏曲」と今回は舞台の上で中編成で演奏された「大地の歌」の相違はある。

前半の田園がその意味からしてもとてもコンセプト化された演奏だと思った。演奏解釈と全体の効果という両面があるのだが、指揮自体は大きなフレージングと動機の流れを重視していて、部分的には細かな表情までは付け切れていなかった。勿論初めての寄せ集めの楽団との限られた練習時間はあっただろうから、重点をどこに置くかの判断でもあったとは思う。リニヴの指揮自体が、そもそもアシスタントをしていたペトレンコのような細部への拘りは無いようだが、それでも太筆で一気に下ろすような風情があって、華奢な女性が全身を投げ出すような豪快さがある。一方では〆るところがハッキリしていて、とても大きな音楽的な効果を生んでいる。

二楽章の小川のせせらぎもとてもしなやかで、こうした音楽は棒を置いて両手で指揮するのだが、こうした柔軟性が今迄の男性指揮者には求められなかったものではないかと思う。その反面、アゴーギクも思い切って活かして来るのだが、12拍子などの振りも見事で、無為自然にその小川の流れの如く上から下へとたおやかに流れるのであって、淀むことがない。この指揮者の最大の美点はと問われればこれを挙げたい。

そのような流れが計算されていて、ここぞという音楽の表情にハッとさせられることが多い。終楽章のコーダの感謝の響きのようなところにおいても、フルトヴェングラー指揮などで有名ではあるのだが、これはという表情と響きを出して来る。そのようなところは、昨秋フランクフルト公演での歌声を時限一杯に使い切った響きとして表出させたものでも、魅了させられるこの指揮者の音楽である。勿論歌手や演奏家などにはその瞬間を身体で忘れない鳥肌ものであるかもしれない。

後半の「大地の歌」はもう一度画面も見ながらもう一度しっかり聴いてみたいが、ペトレンコ流のセマンティックで分析的なマーラー解釈とは異なって、思い切った演奏でも、ただ単にこの指揮者が嘗てのバーンスタイン指揮に学んでいるとだけは言えない、新しさがあった。それはなにか?(続く)

兎に角、色々とオクサーナ・リニヴの演奏実践を目の辺りにすると様々な発見もあって面白い。やはり男女の差異がそこにあるのも事実で、彼女自身が言う様に優秀な女性指揮者は昔からいたが、このように注目されて、場が与えられているということが大きい。当然市場としても求められていて、尚且つ音楽芸術的な可能性を見せてくれている。この何十年か女流作曲家がそれなりに新しい境地を拓いて来たことにも相当するだろうか。今最もドイツで注目される指揮者の一人である。



参照:
女声につける女性指揮者 2020-09-11 | 女
プレコロナへの幻想 2021-05-04 | マスメディア批評
新音楽を浪漫する 2021-03-30 | 音

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ヤッパリ生に限るのだが

2021-05-07 | 雑感
またまたCDを発注してしまった。これもミュンヘンの歌劇場の新レーベルの経済波及効果だ。つまり月末に発売されるCDを購入する為に送料無料分をリストアップしているうちに既に二度注文を繰り返し、これが三度目。四度目はお目当てで、五度目はブルーレイ「死の街」が続く。最後のものは場合によれば劇場で直接購入もあり得るだろう。

ミュンヘンのオペラ劇場は月曜日から前売りが始まりそうで、先ずは木曜日の再開公演が飛ぶように売れるだろう。ネット中継されるが、やはり人が入るとコンサート形式でも急に雰囲気が変わる。そこで語られるように短期間に準備の出来る地元の聴衆だけでも全く問題はない。既にネットのメンテナンスは昨夜辺りに行われたようで、準備は整ってきている。入場者数も50人か、200人か、500人かそれとも格子状になるのかは分からないとスポークスマンが答えているので、6月末からのオペルンフェストシュピーレも市松模様状を模索していることが分かった。そうなると1200人ほどの入場は可能となるので、当たる可能性が一挙に上がる。但しルツェルンなどの状況を見ると、休憩のある無しを別にしても長丁場の楽劇を上演しようと思えばやはり500人程が上限ではないかと思う。休憩の出入りで定員半数の入退場は不可能に近い。券が入るならばやはりルートヴィッヒス二世のような気持で「トリスタン」を鑑賞したいのである。

因みに今回発注したCDは、全て二枚組で、ピエール・ブーレーズがベルリンで録音したラヴェル曲集で、録音していた当時のインタヴューを思い出す。録音も金てクリーヴランド、シカゴ、ベルリンと振って来ての楽団の特徴などが質問されていた。当時は取り分けフィルハーモニカーが過渡期的に核ソロ奏者もコンツェルトマイスターなども冴えなかった時期なので、その高弦の特徴だけを語っていた。録音を聴いても超一流との差は甚だ大きかった。触りを聴く限りクリーヴランドのような美観は無いのだが、それでもその曲集の評判はとても高いようで興味津々である。

もう一つは、亡くなったビエロフラーヴェク指揮のチェコフィルのヤナーチェック曲集である。中々いい録音が少ないヤナーチェックの二枚組で7.99ユーロは買っておかないといけないと思った。もう一つは、これまた録音が限られるブリテン作曲「真夏の夜の夢」で、同シリーズの「ネジの回転」はLPで所持しているのだが、コリン・デーヴィス指揮のこれも興味深い。

二枚目のLPが届いた。これだけは最後の一枚で、その後に価格が三倍に跳ね上がっていた。なぜ安かったかは知らないが、ジャケットは見覚えがある人が多い筈だ。誰の絵だったかと裏を見るとフィッシャーディスカウ画と書いてある。調べてみたが、カタログに見つからず何時頃のその写真から描いたとかの情報が無い。

録音はベルリンのダーレムにてハイデルベルクのファンゲースト氏が行っているのでそれなりに聴き応えがあるだろうか。中にノートも入っていないのは最初からだったのか、前回のツュルターのそれよりも幾分製造コストを落としてある。当時は著作権が活きていた。



参照:
配達された新品のLP 2021-04-29 | テクニック
教養講座のような内容 2021-04-22 | 音
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漸く見えてきた今夏の状況

2021-05-06 | 文化一般
ルツェルンからメールが入った。夏の音楽祭へのオファーだ。気に入らなければ断ったり変更したりする時間が一般発売前の12日まである。先ずはプログラム変更などの文面を読む。

最初に入場人数は1000人以下と1900人のホールに市松模様状に並べるペアーや家族を含めて入れればそうなる。寧ろそれ以上に間隔を空けるというのが実際だろう。空調などの関係で空ける席があるのだろうか。基本は昨夏の短い音楽祭と同じだと思う。

同様に休憩が無くて、どのコンサートもプログラムが短縮されている。この点ではザルツブルクの方が昨年通りならばお得なのかもしれない。

マスクに関しては詳細は無くて、恐らく今後の進展で若干変わる可能性もあるだろう。昨夏は綿のものを配布していたようだが、精々その程度で、場合によっては席で外せるようになるかもしれない。少なくとも医療用とかではないので暑い思いはしないで済みそうだ。

そして何よりもテストや接種には一切触れておらず、生産元で音楽祭の最大のスポンサーのロッシュがバカげたことはさせないというのに尽きるのではないか。

例えばフランクフルトで齧り付き席を購入した「ザグレート」のコンサートも真ん中のヒンデミットが落ちてしまっている。勿論残念至極だ。第二プログラムも「ロミオとジュリエット」が落ちてしまった。これは聴く機会が無くなるかもしれない。

さて座席であるがカテゴリーの数が限られて、座席としてはランク落ちになっている。しかし同時に価格が90フランケンも安くなっているので一曲分とダウングレードは痛くない。売り上げの事と視界がよくなり、音響的に良くなることを考えると申し訳が無い。

最終的な金額も300フランほど安くなっているか。宿泊も今回は短いので結構お得になる。毎年の事なのでこういう事が一度ぐらいあっても良いと思う。支払額も手軽なので嬉しい。謂わば今年こそがコロナ禍の中で何とか開催という感じだ。今後の旅行の自由化などの問題もあるが、半数の入場者数とか様々にそれはそれなりにいい音楽祭になると思う。

良かったと思う価格はベルリナーフィルハーモニカ―の12チェロ合奏団に57フランしか払わないことで、嬉しい。一寸だけアルテオパーでの投資が戻ってきた感じだ。なんと、ルツェルンでの入場券がアルテオパーよりも安くなった。最終的にはスイス入出国がその時点でどうなっているかの不安はあるのだが、先ず大丈夫だろう。ざっと計画が流れて来て、これで今夏の様子は殆ど固まってきた。

朝走りに出かける時に、交換されるボイラーが運ばれてきた。温水が止まったらいやだと思ったので戻って来てから訊ねると運び込むだけで、実際の工事は来週以降になるという事だった。シャワーが浴びれないと困るのでほっとした。

どちらにしても何日かはどこかに出かけた方がいいのだが、まだ旅行許可が出ない。全国の指数が132と100に近づこうとしていて、ここワイン街道71だけでなくて、ラインラントプファルツも121と来週あたりには殆ど自由になるだろう。

同時に先日行政裁判所で却下された表現の自由での判決を巡って、代表の歌手のゲルハーハーらはカールツルーヘの憲法裁判所にその旨を上訴する。当該の文面に芸術の「享受」となっていたので、それに関しては異議を持っていて、控訴は正しいと思う。憲法判断で戻されるのかどうかは分からないが、少なくとも宗教行事等との差をつけたり、それどころかプロサッカーなどと同様に扱われるのは大間違い。



参照:
再びアルテオパーへの券 2021-05-03 | 文化一般
初夏に向かって考慮 2021-04-15 | 暦
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再開は容易ではあるが

2021-05-05 | 文化一般
水曜日は晴れそうなので一っ走りできるか。週末には25度を越えそうだが、それまでは肌寒い。朝一番で銀行に行かないと現金が無い。

どうもパン屋のマイスターリンが病気か妊娠で休んでいる。パン屋のご主人さんはパン工場で主任さんか何かで平日の工房には入れない。だから彼女がミドルティーンの時から修行して切りまわしていた。一人出産しているのは分かっているのだが、一度病気になったとかで、今回も気になるところだ。

それで臨時に入っているのはご主人の仲間のような親仁で、なるほどここ暫く少しづつ味や焼き上がりなどが変わっていた。同じ材料で同じレシピ―を使っても変わるのが手作りだ。最も変わるのが甘いもので、最近は若干手が出なかったのも冬場だけという事では無く、やはり太った女性が作りそうなスイ-トと親仁のそれは自ずから違う。

それで今まで見たことが無かったトルテを購入した。チョコレートであるが、やはりザッハートルテとは異なる。悪くはなかったが、女性が作って手が止まらないというようななにか途方も無いような食欲という色気が無いのである。それ故に彼女は病気しているのだと思わせるような魅惑的なそれに欠ける。

もともとスイート好きであるが、コロナ禍でワインをあまり開けないようになって、アルコール量や頻度を抑えるようになってから、又接し方が変わった。要するに甘いもの無しには生きていられなくなっている。アルコールでのカロリー補給を糖で摂っているのである。体重は超過していて中々落ちない。アルコールが抜けるとそれはそれなりにいいとは思うのだが、どうも一長一短である。

ミュンヘンから第一報が入った。折からの新規感染指数低下と今後の明るい展開見通しが出た後で、バイエルン州ゾーダー知事が劇場や映画館の再開を指数100以下での決断を宣言した。これで週末若しくは来週からでも劇場も再開できることになった。現実にはミュンヘンが112と越えているので数日を要するだろう。しかしここワイン街道も素早く15程一挙に落ちた。今後の予想は接種関係無しに指数関数的な減少をして、接種数が四割ほどに達する中旬に少なくとも月末には最早新感染者数が意味を持たなくなりそうである。

その報を受けてミュンヘンのオペラのバッハラー支配人はやるとなったら木曜日のストリーミングからでも観客を入れる準備はできるとした。後半には6月末新制作初日と今年のオペルンフェストシュピーレの開幕を飾る「トリスタンとイゾルテ」の準備が始まり、その間にも二つほどの新制作がなされる。ここまで来たならば6月の既に希望を出しているもの以外にもミュンヘンへと出かけられるのではないかと準備をしたい。

但し、入場の為のテストをしても人数制限などが一挙に500人へとなるのかどうかは現時点では定かではない。しかし5月末までには配券を済まし、中旬には準備に入るとすれば、一両日には発表されるものと期待する。空調能力からすれば500人は全く問題が無い筈だが、先ずはそれで配券するのか。6月からは海外からの旅行者を受け入れるようになるので、それを入れて抽選になるので、五回公演2500枚からの当選率はとても低くなる。実際にはルツェルン音楽祭でもやったように、籤を引いてから、渡航の為の接種などの事情から購入希望を再度問いただすことになるのかもしれない。少々の手間をかけても数が少ないので捌ける。

そのような塩梅で、先ずは運試しをしてみても良いかと思っている。

ザルツブルクの聖霊降臨祭の記者会見の報を読んだ。注目していたのだが、英国からのガーディナーが入出国の関係で来れないとかでプログラム変更になっている。なによりもドイツからの聴衆を期待できないので、配券などもやり直しになっているのだろう。

市松模様状の座席で半数しか入場出来なくなっていて、昨夏よりも厳しくなっていて、FFP2マスクを常時着用と更にソーシャルディスタンシング2mが明記されている。恐らく今夏の音楽祭も必ずしも完全開放どころか昨年よりも面倒な点が増えるだろう。



参照:
四回目のキャンセル 2021-04-25 | 雑感
コロナ収束への工程表 2021-03-17 | 生活
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プレコロナへの幻想

2021-05-04 | マスメディア批評
木曜日にルートヴィヒスブルク音楽祭が開幕する。それを前にしてフランクフルターアルゲマイネ新聞が開幕指揮のアクサーナ・リニヴにインタヴューをしている。

先ずは折からのバイロイト音楽祭に関しての情報がそこでの開幕指揮者のリニヴから漏らされる。先ずは、合唱の問題がどうなるか現時点では分かっていないこと。つまり放送などからすれば彼女が言及しているようにチューリッヒの「ボリスゴデュノフ」公演の様に中継で合唱団を繋ぐ方法が取られるのもまだ決定していないらしい。

本人自体は練習で振る機会が無いのでそれが一番問題だったが、幸運にもバロセロナで2017年に振っていたのが特に助かったという。独特の奈落に関しては二度そこに座った経験などからの勘でどれぐらい早めに指揮したらいいかが分かればと期待している。

他の新聞の伝えるところによるとバイロイトの管理側の考えとして収容人数を235人としてプロジェクトが進んでいるらしい。勿論60%を座席権収入に頼っているので、通常の6%強しか売り上げられないことになる。そして初日開幕の日程の都合から見切り発車的に開幕を決めたとされる。235人も換気装置の無い劇場で自然換気を使って、テスト陰性若しくは接種済みゆえに入場可能となる。そこに公衆衛生上の見地から大きな落とし穴がありそうで、無観客での開催が精々だろうと思われる。

さて、楽曲に関してのリニヴの解説は、現在も勉強中だとして減七のアコードと短三度の組み合わせと対比の先にトリスタン和音へと進む創作の萌芽を見ている。それが主題的にはリアルな登場人物と幽霊に対比する。その起源を辿ると「魔弾の射手」から「ドンジョヴァンニ」へと遡る独語芝居オペラとなる。

リニヴは木曜日の「大地の歌」の件において、プレコロナとポストコロナとあって、今後当分はマーラーなどの大編成曲は演奏出来なくなって、まるで夢みたいにプレの時が思われるだろうとしている。当初の予定通り同じ曲の室内楽編成が演奏される様である。

両親ともが音楽の教師であるが、指揮者などは自分自身のイメージには無くて、合唱指揮者になろうとしていた一方、既に14歳からウクライナの縦笛を吹いたりで、家族の音楽団でも活躍していたので、周りから進められるようになったという。それで地元のレムベルクで学生乍らオペラ劇場のプロムプターなどをやってからオデッサでアシスタントになったようだが、そこの指揮者の全く向上心も無く酒ばかり浴びているのを見て辞めたという。若い彼女の軽蔑したその眼差しが見えるようで面白い。

ウクライナではオペラと言ってもイタオペであって、ヴァークナなどは長くて受けないという事で、全くドイツものは学べなかったという。だから独学でその頃に図書館からロシア語訳まで取って来てLPで熱心に勉強した様だ。その中にティーレマン指揮録音が含まれていてもおかしくはないのだろう。そして如何にこの指揮者が言葉に拘っているかが分かる。

それで2004年にバムベルクにコンクールに来て、生まれて初めて立派な交響楽団を聴いて、初めて近代的な音楽ホールを見て、そして楽譜だけでなくて何もかも最新の学術資料まで入手可能なのに感激して、ゲーテインスティテュートやDAADの奨学金を以ってドレスデンに四年間学ぶことになる。



参照:
Ganz unheimlich im Bauch, JAN BRACHMANN, FAZ vom 3.5.2021
歯を食いしばって耐える 2020-11-21 | 女
通信社のインタヴュー記事 2020-10-01 | 女 
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再びアルテオパーへの券

2021-05-03 | 文化一般
再びベルリナーフィルハーモニカーの演奏会のティケットを手配した。一体何枚買っているのだろう、そして何枚キャンセルされているのか。未遂はいずれ混乱して記憶にも記録にも残り難い。今回のフランクフルトでの公演は予想されていたもので11月の極東演奏旅行前に行われるのは、昨年の中止になった米国旅行前と同じである。しかしなぜか、昨年同様に演奏ツアーでの裏プログラム即ちシーズンオープニング若しくは夏のツアーにおける表プログラムと同じであるのも昨秋と同じことを意識していなかった。

つまり個人的には夏のツアーをルツェルンで二種類のプログラムで聴くので、同じプログラムを二回聴くことになる。昨年も全く同様だったが、二回とも没となった。今回は二回とも開催される可能性が強いのだが、入場人数は未だにはっきりしない。

そのよい例示となっているのは、このアルテオパーでの11月の演奏会である。殆どの券は定期会に入れ込んでしまったので特に良席は出ていない。そして市松模様状に半数ほどとなっている。開催されるまでに更に入れれることになるかどうかは分からないが、そのようになればある意味幸いだろう。少なくとも現時点ではこの通りで、どちらにでも変わる可能性は無くはないとしている。またマスクに関しては再び当て布よしになっている。但し入場条件は陰性証明若しくは接種証明となるだろうとしている。会場に検査センターを設置するようだ。

さて困ったのは、一つは昨年の払い戻しが済んでおらず、つまり金券化していなかったので直ぐに買えなかった。もっと困ったのはシングル席の数が少なく、高価な席やこれという席は売り切れていた。要するに定期会員用に取り除かれていた。成程半数しか入れれないとなれば、最終的な収益性を考えれば色々とおまけを付けて売り上げを重ねないと赤字になる。

こちらからすれば、昨年の券を金券化していなかったのもこれを待っていた訳であり、さもなくば現金化すら考えていたからだ。それでもアルテオパー新支配人が元ベルリナーフィルハーモニカ―の芸術顧問であったので、間違いなく旅行前に呼んでくることは分かっていた。

そのような理由でネットでは購入できなかったので、電話して残り二つに一つの席を先ず確保して、昨年11月分と取り換えにして貰った。但しその席は残念ながら希望の席からは甚だ遠く、珍しく齧り付きとなって仕舞った。ルツェルンでは舞台と距離を置いての全体のバランスを楽しめる席なのだが、今回は指揮を間近で見ることになる。最大の狙いは金券になる位なら使ってしまいたいという事だった。

結果的には、あの縦長のアルテオパーが定員半数で響いて残響が邪魔しそうなので近くに寄ることはそれほど間違いではないと思う。なぜならば一昨年ロンドンのフィルハーモニカーを舞台の奥で聴いた時に舞台上の音が反対側からも悪くはなかったからである。プログラムからすれば、前回フォンドホナーニ指揮を聴いた時もミークのザールの齧り付きだった。ハ長調交響曲のヴァイオリン群の「指の運動」を間近で見るだけでも面白い。

あと残っている金券は30ユーロ程度なので、適当な出し物があれば買っておいてもいい。無事開催されればフランクフルトでの払い戻しは完全に終る。

6月からフランスが海外からの旅行者に門戸を開くとあった。接種証明書などが前提になるようだ。勿論EU全体としてその方向へと進むという事で、事実上脱コロナへの道は拓かれたことになる。今後は感染者や死者数とは別途に公衆衛生上の感染病を如何に流行らないようにするかの通常の感染対策になって行くのだろう。それも更なる感染が派生しなくなると、早く絶えてしまう可能性ある



参照:
響くやり場のない怒り 2020-11-05 | 音
国内ツアーのその意味 2020-09-24 | 文化一般
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