知人のテンペラ画の展覧会を見に行った。
中央線沿線でも国立(くにたち)はあまり用事がありません。こんな時じゃないと散策しないでしょう。
国立は一橋大学と音大の町で、中央沿線にしては上品です。
同じ中央沿線でも中野、高円寺、三鷹などはサブカルの雰囲気です。いわゆる「神田川」の世界です。桶を片手にカランコロン下駄を鳴らして銭湯通い、、、若者でもバブリーと正反対な生活ですね。
古い技法です。
そのままだと、ごぎぶりや虫に食われるそう。
テンペラはキャンバスではなく、狂いの少ない板にニカワを塗り、布を張って割れを防ぎ、下地に石膏をニカワで説いて0回ほど塗り平滑な面を作ります。
絵具は顔料を卵黄と酢を融和したものを水で練って用います。
古代からアル技法なので堅牢らしいが、食材を使って描くので虫やカビが強敵です。1年経ったらクリアーニスでコーティングするそうです。
板に描いたテンペラ画を埋め込んである。
宗教画ですね~~~。
イコンや受胎告知の絵が多い。
アトリエQ 作品展
テンペラは御代からルネッサンスの初期ボッテチェルリまで行なわれていた描画技法で、時間がたっても堅牢で、色彩をたもつものです。