会津磐梯山へは5年以上前に、春先に途中まで登りかけたが、登るにしたがい雪が深くなっってきて、滑りやすかったので途中で引き返した。雪深い山なんで季節を選び損ねたようでした。それから長いことチャンスがなかった。
猪苗代口のスキー場に夜に着いたが、コースを知らないので明るくなるまで待った。
日が出ると、駐車場で何人も登る準備を始めだした。
最初に飛び出したのがトレイル・ランニングの格好の2人。私は5分後に出たが、途中で追いつくかなと思ったが、頂上までで10分ぐらいの差だったようだ。
朝日がまぶしいくらいだった。
昨日までの雨があがり、強風だったが昼頃までには風もなくなった。
ちょうど前線が通過した時に風が強くなり雨が降る。
それが通過してしばらくは風が強い。
ススキと笹は東北のイメージです。
猪苗代湖口から登りました。
磐梯山は登り口が6箇所ぐらいあり、ここ猪苗代口が一番便利ですが、一番距離がある。
コースタイムで3:30ぐらいです。
私の足で写真を撮りながら2:30だった。
眼下の檜原湖。雨上がりだったのでかなり霞んでいた。
水蒸気が立つので晴れてはいるが霞んでいる。カラッとクリアーになるには日数が必要です。
お隣の櫛ヶ峰。遠そうに見えるけど多分すぐ近く、だけどルートがない。
8:30ぐらいに頂上。
良い光景を撮りたかったら遅い時間です。
磐梯山ではそれは諦めていた。
磐梯山は危険な山じゃないけど、知らない山では無理をしません。予期せぬことがあるかもしれないからです。
もはや、晴れすぎだー贅沢な話です。
頂上に着いた時は風が強かったが、あっという間に弱くなった。
連休中なので山頂の小さな売店も早い時間から開いていた。本当に小さく低い売店です。風を受けないように地面を掘り込んでいるようです。
赤い実がいたるところに。
つぶつぶが美味しそうだった。
頂上から猪苗代湖周辺を見下ろした。
会津若松も霞んでいたが遠望できました。
下山してしばらく喜多方方向へ走ったところの展望エリアから。
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今回の会津磐梯山で一番おもしろかったのが、下山途中であったハンターの方の話です。
すれ違いざまに挨拶をして、それから30分は立ち話してしまった。
その方は地元役所務めを定年で終え、野生動物の駆除を頼まれると日当3000円でどこでも駆けつけているそうだ。
猪苗代口の登山コースは熊は少なくて、反対側の八方台口は熊がうじゃうじゃいると言っていた。
熊に限らず、猪は山中だけじゃなく、猪苗代の畑にも出てきて作物を食い散らかすそうだ。大きな鹿もいっぱいいて猿もいます。面白いことに、熊、猪、鹿、猿は互いに共存しているそうだ。食物連鎖は同等で生態系では同列なのだ。
だから際限なくそれらが繁殖してしまう。
ハンターの人数が高齢化で減ってきて、役所の若者に猟銃の免許を取らせたが、、、これがへたなの~~~と嘆いていた。
熊が逃げる時は時速60km以上の速さで駆けって行くのを、初心者が撃ってもまずあたらない。若いハンターは銃の照準を片目で見て片目を閉じているので、野生動物の複雑な動きに対処できない。私は「両眼を開けて獲物を見て照準器はほとんどつかわない」といっていた。
銃を構えるけど照準器を見るわけじゃない。
獲物は速く動くから走る方向へ撃たなきゃあたらないと言っていた。
この方は、今まで熊を34頭仕留めたと。すると生態系の連鎖で一番の強者なんですねー。
今日は日頃のトレーニングの一環で磐梯山に登るのだと。定年しているのだから、体力がいつまでもつかわからない、空いた時間でトレーニングしていないと、野生動物を追えないでしょーーーと。
猪は熊よりタチが悪くて、畑一反ぐらいは一匹で一晩で掘り返してしまうそうだ。
猿は鉄砲で撃っちゃいけないそうで(何でかわからない!)、ゴム弾をパチンコで狙って当てるだけだそうです。日本の山野は今は大型野生動物であふれています。
あるとき、猿が畑に下りてきて、大根を左右の両手に持って、スタコラ逃げるのを見て、猟師仲間と一緒に大笑いしていたら、農家の方に「何を笑っとるんじゃ」と一喝されたそう。猟師仲間はえらく恐縮してそれで、ゴム弾で念入りに追い払ったそうです。農家の人には猿や猪は死活問題だものーーー。
あるとき、猪が畑で食い散らかして、気分が良くなったのか家族4頭で昼寝をしているのを見つけた。見つけた農家の方からの通報で駆けつけ、延々と追い回して、警察官も出てきて拳銃を出したり、大騒ぎになった。猪に追いかけられて逃げまどう人、ハンターは追いかけるで、高速道路まで入って、ようやく至近距離で4頭仕留めたとか、いろいろ自慢話を聞きました。
その方は、猪苗代の人ですが東京へは週に3回も講演に行くそうです。おそらく、ハンター(狩猟)の世界では知られた方なのだろう。
面白い話を聞けました。
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下山途中ですれ違った高齢の夫婦の後ろ姿、、、。
何が問題かというと、、、、。
70過ぎの男性はスタスタ前を登っていきます。
夫婦の距離40mはあった。
高齢の女性はもう疲れた顔で、つまらなそうにトボトボと登っている。
男性は後ろの女性のことを気にもとめていないようすで、私が挨拶してもブスっとしていた。後ろが離れているじゃない、自分のペースで登っちゃだめだよーと聞こえるか聞こえないかぐらいの声で、私は思わず独り言のように言ってしまった。それに、すれ違いざまに山では挨拶するけど、ブッチョウづらで無言だったから。
この夫婦、、、男性が病気になったら、奥さんさっさと離婚しちゃえと思いますよー。それとも、チャンスとばかり病気になった男を置いて遊びまくるんですなー。きっと仕事もできない人だったんだろうと思います。
こんな男性は救いようがない。ずーと奥さんを下に見て家事は一段低い仕事だと思っている。お金を稼いできているのは俺だ、、、ばかりにねーーー。
馬に蹴られて死んじまえーーー、豆腐の角に頭をぶつけて死んじまえーーー。
今からでも遅くはない高齢離婚もいいかも。
外へ出ると良いこと悪いこと、いろんなものを見ます。
8月20日 秋田の鳥海山へhttp://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a453c512fc38284aae88d570c84c0988
8月11日 蓼科山http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c5827e69c3c061ba54376e1a3737dab8
8月1日 加賀の白山http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8485a463f8d294b701d17e2a17cf1ec8
7月22日 尾瀬沼周りhttp://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/13f88215736aa7f01ea16c92aaede75a
7月16日 尾瀬沼へ三平峠からhttp://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/cb36e1d9f6d4020361bac822e1f92a2b
7月19日 尾瀬の燧岳へ登るhttp://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a647e31c7689bb84c4f5fbf62d1b29dd