「低開発の記憶」は1961年のカストロのキューバ革命の時代を描いたもの。革命直後の変わりゆくキューバの姿を映像によって捉えた。カストロの社会主義革命によって、キューバ人資産家たちは次々にハバナからアメリカに亡命。その中に、続々と出国する家族がいるなか、祖国にとどまったものもいた。祖国の運命を目撃するために残った人の目線でキューバを見せている。白黒映画です。東京外語大学のスペイン語研究会の4年生が企画した映画祭です。
「星々の記憶」は穂高山荘と涸沢ヒュッテに働いている方が撮られた映像です。今回の企画は穂高山荘と涸沢ヒュッテの全面バックアップ体制の宣伝イベントです。会場は千代田区一ツ橋の日本教育館でした。
「低開発」とは当時の世界で語られていた言葉で、今では「発展途上国」とでもいい直された言葉です。
革命後のキューバにはまだ資本主義の残像がのこっていて、経済封鎖などで陽気なラテンの音楽のなかに、忍びよる暗い影のようなものを描いている。映画としてはストーリ生に乏しいので、見るべきものや盛り上がりに欠ける。劇場用の娯楽映画というより、1961年の世相を撮る記録映画のためにストーリーを無理矢理に作ったという感じです。ただ、革命後の暗然とした雰囲気は感じられる。
それよりも、この映画祭を企画されたのが、東京外語大学のサークル(特に個人的なものらしい)というのがすごい。外語大学なので各国大使館とのつながりがあるらしく、さすがです!
映画の感想はこんなものか、というぐらいだったが学生の頑張り、熱意には頭が下がります。
「わな」は今日10日に上映しているけど、仕事で行けないのが残念。
「星々の記憶」は同日にあったので、武蔵境の東京外語大学から、神田へトンボ帰りだった。
こちらは純然とした商業ベースの宣伝イベントです。
「星々の記憶」は劇場映画ではありません。
記録映画の部類に入るだろう。
DVDで売り出されます。
穂高山荘と涸沢ヒュッテの合同山岳イベントのなかの映画上映です。だから、映画ブースの外には登山グッツやら書籍が山積みされていた。宣伝を兼ねた映画鑑賞会で、映画の後に最近の遭難事故を紹介して、安全な登山のコツを話し合いました。
映画「星々の記憶」の方はきれいな映像なのだが、娯楽映画ではないし、記録映画としてもちょっと半煮えみたいな感じでした。映画にするには何か心棒が必要ですね。
写真集だったらこれで成り立つかもしれないが、映像の組み立てはキレイな映像の連続じゃ成り立たない。何だろう時間の飛躍や、時間の蓄積が、さらに何か明確な表現を明示しなきゃ、つまらないのだろう。キレイなワンカットとづつは、あくまで一つの言葉のフレーズに相当して、文章や小説になるのは、それらワンカットづつ映像によって織られた形があるからだ。ただのキレイな言葉だけでは、織られるものがなかったら、映画の形をなさないと言うことか、、、。
きびしく言えばそういうことかな。
映画の観客は何百人もいて、上映後にデスカッションのような場を設けてあったので、終わっても席を立つ方が少なかった。それに、会場の外では物販もやっていたので、私みたいに、とっとと帰る人はいなかった。私だって山好きだけど、、、いろんなものを見ているので、、、映像には若干物足りなかった。
この日の映画「低開発の記憶」と「星の記憶」の両方に題名になかに「記憶」が入っていた。記憶とは安易に使いすぎな感じさえします。うまく使ったようで俗な言葉なのかもしれない。「低開発」の日本語訳も相当ですね、、、。たぶん直訳なんじゃないかな。題名は中身を表しますから、、、そこからシェープアップしないといけないのだろう。
2019年7月 天気の子、新海監督アニメ
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2018年11月 万引き家族
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2017年5月 低開発の記録、星の記憶
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2016年11月 湾生回家、台湾生まれの日本人
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