上越線の水上行き蒸気機関車(SL)の出発式が高崎駅のホームであった。
高崎市長さんや駅長さん以下お偉方のテープカットだった。
何も知らないで最初に見かけたのが、古びた客車の後ろ姿、、、、前方がなにやら騒がしいので(乗り鉄テッチャンは感が良い)小走りに前に行った。
そりゃ、こんな所に古い客車があったら、前方には蒸気機関車(SL)があるのは自明の理。
それに人が多いし騒然としていたので、すぐにピーンときたのだ。
ここで走らなきゃテッチャン(乗り鉄)じゃありません。
でも前方に行ったが人が多すぎて機関車には近づけない。
子供連れが多くておいちゃんが入るスキがない。
市長さんと駅長さん、その他お偉方のテープカットに間に合いました。
なんで、こんな出発式があるのかしら。
高崎から蒸気機関車(SL)の旅は初めてなのかな???
全国各地で蒸気機関車のリバイバルで、観光列車ブームですねーーー。
列車に予約して乗る方は、このセレモニーにはいないだろうから、この集団はミーハーな興味本位の人たち。
黒光りして滑りそうな機関車の床。
D51のボイラー、胴体は太い。
秩父鉄道はC57だったし、真岡鉄道はC11だったし、大井川鉄道もC11だった。
C51はそれらと比べると、大型の蒸気機関車です。
*蒸気機関車の熱効率は3%~5%といわれている。車で最新のハイブリットだと45%です。そんなに効率が悪いかとビックリしました。蒸気機関でもピストンを使うよりタービンのほうがはるかに効率は良い。ガソリンエンジンは15%~25%でしょ。発電所のエネルギー変換率と送電ロスを考えると、電気自動車よりハイブリットのほうが優れているかもしれない。原子力は結局発熱してエネルギーを取り出すから、温暖化対策には疑問です。自然エネルギー発電以外は、すべて発熱発電ですから、、、。
約80年前の製造ということか。
各種弁やノブが所狭しと突き出ている。
連結器はシンプルな形ですねー。
長い編成になると、出発の時に遠くからガタガタと連結器の音が近づいてきました。
それが列車の音だった。
今の人にはわからないだろうなー。
最新の連結器には遊びがないものねー。
夜行列車に乗って、3等寝台に横になって寝ていると、いつの間にかどこかの駅について長ーい停車。
すると発車は夜なのでアナウスもないけど、機関車の「ぼーーー」って汽笛がひとつ。
その5秒後ぐらいに、遠くからゴトゴトゴトと音が近づいてきて、ついにがたんと機関車に引っ張られる感触がありました。
あれが列車の列車たる感じだった。
電車じゃ自走するから、それがないのだよーーー。
機関車の運転手さんと助手さんーーー。
先ほどカッコつけていた運転手さんですね。
取材でもうけている様子です。
どことなく、俳優の梅宮辰夫さんに似ているぞ―――。
出発しました。
私は隣のホームへ走って行き全体を見ようとしたら、、、駅員さんが柵を出していて阻止された。
敵は去るもの、引っ掻くもの!
報道陣らしくないものもいたが、、、。
客車は4両連結だった。
高崎ー水上、高崎ー横川間の2区間でやっているらしい。
東京近郊は蒸気機関車の観光列車が多い。
関西などあまり聞きませんねー。
福知山あたりであったかもしれない。
山口ー津和野、会津ー新潟、岩手と秋田のほうでもあったかな。
偶然ですが楽しい門出を祝えました!
高崎ー水上の上越線トリップ。
高崎ー横川の信越線。
会津からの磐越物語。
これは雪の中がいいなーーー。
銀河鉄道も冬の吹雪の中がいいなーーー。
碓氷峠の横川にミュージアムがあるらしく、今年中に行ってみよう。
いろいろ行かなきゃ、ぐーたらしてられないぞ。
つづく
ですから、最近の連結器は“密着連結器”っていうんです^^
ただ、あのアソビって、その気になれば無くせたんだそうですよ。では、なんで無くさなかったか、というより、あのアソビは必要だったんですよ。
何十両とつないだ重い貨物列車。引き出すとき、あのアソビがないと重すぎて走り出せないそうです。一遍に全部の重量ですから。アソビがあるおかげで1両ずつ順番に引き出せるので、最終的に重い貨物列車でも走り出せるんだというコトです。