やっとタイヤを替えた。
いつもながら面倒くさい作業だ。
両手にタイヤを抱え運搬するのが、やはり一番やる気
を萎えさせるポイントである、とやるごとに思う。
しかし、今回は、タイヤを履き替えた後に更に洗車まで
やってしまった。
この車を買って五年になるが、実に二度目の洗車だ。
前回は、洗車機だったので、自分の手でやるのは初め
て。
あまりに少ないと思う人がいるかと思うが、これが結
構大丈夫なものだ(汚れてても気にならなければ)。
あまりに汚れがひどい時は、意識的に雨の激しい時に
乗る。
これで、気にならない程度に汚れは落ちる。
よくしたものである。
自然を使わない手は無いのだ。
それに、車というのはあまりにピカピカより、少々汚
れていた方が好ましい、ってそれは自分だけか。
そして、その車で中ちゃんのところに行く。
懸案の、無農薬の田圃の土を貰いに。
ついでに何か食べてこようかと思っていたが、今日は
貸切だという。
まあ、田圃の場所を聞くのが一番の目的だからいいか、
と地図でその場所を教えてもらう。
店から更に20キロ近く行かなくてはならない。
すでに40キロ近く。
ということは、計60キロほどを、田圃の土を貰うため
だけに遠征するということになる。
よくやるよ、と自分でも思う。
教えられた場所には、すんなり着いた。
中ちゃんの自宅の向いがその田圃ということだったが、
なかなか長閑な田園地帯であった。
長靴に履き替えあぜ道を歩く。
土を起こしてあるがまだ水は入れてない状態。
ところどころに、雨による水溜りがある。
その一つを観察すると、すでに小さなミズスマシのよ
うなものが動いていた。
流石無農薬。
適当に、スコップ二杯程の土をいただく。
そう言えば、以前、うちの田圃のところだけツバメが
一杯飛んでいる、などと言っていたのを思い出した。
その時は、本当?とちょっと半信半疑であった。
今はツバメが一杯の季節ではないが、それでも数羽と
んでいるのだが、その数羽がその田圃のところだけを
滑空して、中々離れようとしない。
終いには、土の上に降りた。
「ツバメは舞い降りた」である。
他の田圃には姿も無い。
ということは、ここが餌場ということがすでに分かっ
ていと考えざる得ない。
これはどうも中ちゃんの言っていたことは間違い無さ
そうだ。
昔は、この風景が当たり前だったのに。