小津の「東京物語」をDVDで見たが、未亡人である原節子の死んだ次男の嫁さんの優しさに泣かされる頻度が見る度に増していく。所謂泣ける映画ではないにも関わらず。そして今回気付いた思い違いは、三男の住んでるところ。ずっと名古屋かと思っていたのだが大坂だった(演じていたのが大坂史郎なだけに)。もう一つは最後の方に原節子が葬式後に列車で帰るその列車を上から撮ったシーンがあるのだが、画面の奥に消えていくという印象だったのだが逆で、手前に来るというものだった。しかしそのショットが、方向がどうあれかなり効果的な強度のあるショットであることは間違いない。