家の柱時計は一週間に一回ゼンマイねじを回さないといけない。ねじ回しの構造は凹凸の凹。凸は時計側。その凸は四角柱で、ねじ回しをそこにはめて回すことになる(写真)。単純な構造だがこのねじ回しがなくなると非常に困るわけだ。
そんな困った状況になってしまったのがつい一週間ほど前のこと。三四ミリ四方の正方形の穴を持ったねじ回しなんぞ今やどこにもないと一瞬思ったが、古い時計屋にはあるかもしれない(メーカーは精工舎、今のエプソン)、その古いつながりで古道具屋にもひょっとしたらあるかもと思い知り合いの古道具屋さんに聞いてみると、いくつもあるという返事。基本大きさは二種類で大体合うということで早速行ってその二種類を借り試すと、小さい方がぴったりだった。ここで一安心。今回の一件で、気軽に聞ける知り合いの古道具屋さんがいるということはなかなか有難い、と強く思った。