ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

うたかた

2008年05月19日 | Weblog


昨日の「せんとくん」だが、一部で「ぬるぼう」と呼
ばれているらしい。
この名前だったら支持したい。
「ぬるぼう」、言い得て妙である。

ところで、日本の「国際緊急援助隊」だが、生存者を
発見するのは相当難しい状況のようだ。
どうにか発見して、一人でも助けてもらいたいという
のは、多分、多くの日本人が感じていることかと思う。
現場の人間が一番そう思うはずだから、今は、疲労も
重なり、焦燥感徒労感が一杯の状態かもしれない。
生存の分かれ目である72時間というのは、今回の場
合決定的だったのか。
それと、建物の構造が、生存するための空間を作るよ
うなものではないのが災いしているように思える。
日本でもそうだが、被災地に乗り込む政治家のパフォー
マンスなんか邪魔なだけなのだから、救助の実効性を
優先して全てを進めるべきだ。
しかし、本当に大変なのはこれからだろう。

どうも災害というのは、基本的にどこか他人事である。
これは、何も災害に限ったことではなく、不幸全般に言
える話でもある。
前提として、「自分には不幸はこない」というのが常
にある。
それは、そう思わないと日常を安心して送れないとい
う人間の特質であると思うが、実際は、不幸はいつで
も襲ってくる用意が出来ている、のである。
その現実を忘れるために、人間はいくつもの娯楽を作
り出した(と言えなくもない)。
全ては「うたかたの夢」。
なんてことを思うのも、これまた人間の特質であるの
だ。

って、一体何を言いたいのか。
駄目だ、頭が働かない。
これでは、頭が「うたかた」である。
というわけで、今日はこれで終わりどす。

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