今日も車関係の話。ホームセンターに買い物に行ったとき駐車場で知り合いにあった。彼は車関係の仕事をしているので自然とタイヤに目が行ったのだろう、直ぐにタイヤの減り具合を指摘された。それでよく見ると大分つるつるで車検を通りそうもないくらい摩耗していた。前輪の一本だけなのだが、元々ヤフオクの中古で買ったものなので、摩耗しててもおかしくはない。タイヤのチェックをしてないことはこれでよく分かった。すると彼は余ってるのがあるからやるよと言った。
とはいうものの本当にくれるのかは分からない、と思っていたところその二日後くらいに本当に持ってきてくれた。それほど親しいというほどではないのによく、しかし有難いことではある。というわけで、グッドイヤーからヨコハマタイヤに変わったマイカーである。貰ったものはR15(ホイール直径)なので(履いていたのはR14)総取っ換え。何だか安定度が増したような気がする。
クラフトビール専門店でクラフトビールを飲む。以前からビールは銘柄より状態と思っていたところ(一般的な市販されているラガービールが対象)、最近のクラフトビールの流行りでやっとエールとラガーの違いが分かってきて、状態以外で製法の違いも大きい(むしろこちらの方がはっきりしている)と認識した上での今回、やはり結果は今まで通りで、専門店だから生の新鮮さがちょっと感じられたがクラフトビール自体は美味いとは思わなかった。結局クラフトビール(エールビール)特有のコクや香りが好きではないということなのだが、それこそが売りなのだから、作る側からすれば完全に対象外である。軽い口当たりのフルーティーではないフレッシュな麦芽の香りのラガーが好きという好みは、もう動かしがたい。エールではなくラガー、というのがやっとはっきりした自分のビールの好みである。
クラフトビールは昼でその夜はいわゆる生中(ラガー)を飲んだが、ビールそのものは問題なかったがジョッキがほんのり魚臭くてこれはこれで参った。
スノッブなY氏が久しぶりに映画を見に行ったと言う。嘗てはちょくちょく行ってたが本当に久しぶりではないか。それで何をと聞くと、ハリーディーンスタントンの「ラッキー」という映画だと言う。彼の遺作だ。ハリーディーンスタントンと言えばヴェンダースの「パリテキサス」やリンチの「ストレイトストーリー」を思い出すが、Y氏がハリーディーンスタントンが好きだという話も聞いたことがないし、何故この映画が見たかったのか。そこでどんな映画か調べてみると、どうも人生も終わりの老人の話のようだ。自分と重ねてるのか、Y氏は、とつい思ってしまった。
普通の映画館では上映しないようなこの映画は、松本で自主的に上映会を開いているシネマセレクトというところの主催(以前はある映画館で行われていてその時はよく行った)で上映されてるのだが、ついでに今後の予定をチェックすると、ブニュエルの「皆殺しの天使」があった。これは前々から見たいと思っていた映画なので絶対行きたい。Y氏がいなかったら見過ごすところだった。
神楽坂周辺はフランス人密度が高く彼ら相手のレストランも多い、ということらしいが、そんな中の一つル.クロ.モンマルトルに行った。名前はモンマルトルにあるブドウ園(パリにある唯一のブドウ園としてよく紹介される)から取っている。日本風にアレンジせずパリそのままの味を提供するというコンセプトの店で、店内も正にそんな感じ。パリの裏通りに普通にあるビストロカフェという佇まいだ。
ランチで食べたものは、オードブルに結構ある選択肢から砂肝のコンフィ(ビストロの定番メニュー)、そしてメインにイカのソテー(多分地中海のどこかの町の何とか風)。コンフィは普通に美味くイカはトマトクリームソースだったがこれも普通に美味かった。付け合わせの長粒米がやけに香ばしく香りが良かった。同じようなコンセプトでもっと有名なオーバカナルという店があるが、味ではココ>オーバカナル、雰囲気ではココ=オーバカナルといったところだ。普段使いに最適なこういう店は、近くにあれば間違いなく通う。
店のファラフェルサンドを食べるのはこれが初めて(単体では何回かあり自分で作ったのは10回くらい)。六本木の芋洗坂にあるファラフェルスタンド、ファラフェルブラザーズで持ち帰りで購入したものを帰りの電車内で食べたのだ。本来出来立てを食べるのが一番なのだが、冷めたファラフェルサンドでも十分美味かった。多分、ファラフェル以上に入ってる野菜のおかげだろう。何種類かの内の三種を選べ、ソースも選べる。それら野菜も酢漬けだったりいろいろ味の変化がありファラフェル全体の味にに貢献している。ピタパンの具合も良い。フルサイズはボリュームも十分でビールのお供には最高だった。完全ビーガンらしいが、満足度はかなり高い。ハンバーガ二個とポテトを食べたくらいの量で満足度はそれ以上、値段も900円。これはなかなか良い。唯、場所が六本木というのが。今回は森美術館に行くついでだったが、ここだけのために六本木というのも、いや行っても良いかも。