ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】札幌市民オーケストラ 第63回アトリエコンサート

2007年02月19日 22時22分25秒 | 演奏記録
札幌市民オーケストラ 第63回アトリエコンサート
2007.2.18(日)14:00開演, 札幌市生涯学習センター ちえりあホール, 入場無料
指揮 中山耕一, パート Viola

ハイドン 交響曲 第63番 ハ長調「ラ・ロクスラーヌ」
ムソルグスキー(R=コルサコフ編) 交響詩「はげ山の一夜」
リムスキー=コルサコフ 交響曲 第2番 ヘ短調 作品9「アンタール」
アンコール ヨハン・シュトラウス 美しく青きドナウ

・開演前に、会場隣接のショッピングセンター有料駐車場に停めた車を、駐車料金節約のため出し入れしようと駐車場へのエレベーターを降りた所で、顔を見知った方がこちらへ歩いてくる。『たしか・・・函館オケの・・・?? しかしここは札幌・・・、あれ? 函館の人が札幌に!?』と軽くパニック。あちらも『室蘭の人間がなんで札幌に!?』とびっくりしていました(苦笑)。そんな訳でお互い、しどろもどろに挨拶。遠方よりわざわざ聴きに来てくださったとのことです。
・アトリエ:芸術家の仕事場をイメージし、舞台入場は無く、板付きで。入場前の舞台裏でボーっと待つ時間が好きではないので、助かります。ヤバイ箇所を必死でさらう。また、客席照明も落とすことなく終演までつけっぱなしでした。
・ロビーコンサート:新しい試みとして、弦楽器メンバー有志で開演前のロビーコンサートを開催。
・ハイドン:懺悔しますと、この曲の楽譜を見たのは練習1回と本番当日のみ。各パートとも譜面づらは簡単そうなので、油断があったのか直前のリハでは4楽章で見事に空中分解しました。しかし本番になってみると、そんな出来事がウソのように皆さんカッチリ弾いてました。
・禿山:先日の函館に続き連発。前回は2ndVnで今回はVa。Vaの方が大変でした。この曲のVaの使い方は『威風堂々』に通じるものがあります。2ndVnとVcの和集合。この曲で力を八割方使い果たす。お隣さんはコルレーニョ用にわざわざ弓を用意してました。私の場合六千円の弓なので気になりませんが。
・アンタール:今回の『なんじゃこれ!?』 問題の「アンタール」。アラブの詩人アンタールの物語を題材とした曲だそうです。知りません、そんな曲。演奏前のMCにて「会場でこの曲をご存知の方は手を~」と呼びかけても手は一つも挙がらず、プログラムには『もしかして道内初演でしょうか?』の文字。でも実は前半のハイドンの方がマイナーのような気がしないでもない。『シエラザード』のような作りと雰囲気の曲。時間が短めなので大きな演奏会のメインには向かず、今回のような演奏会でとりあげるのが丁度いいかもしれません。木管楽器にとっては「中央アジア」とか「ダッタン人」を彷彿とさせる長くて恐いドソロが随所にあって、楽しそうです。 弾きながら会場をチェックすると、知り合い1→寝てる、知り合い2→寝てる、知り合い3・・・ わりと激しい部分もある曲なのに。。。おっかしいなぁ。。。
・青ドナ:某ニューイヤーコンサートのように、弦のトレモロ→拍手 を期待するも上手くいかず。あの拍手があがる演奏開始の"間"って意外と難しいものなのですね。 Vaはひたすら後打ちの刻みで、精神的に疲れる曲です(私はメロディーの方が好き)。後打ちは『ウィーン風に』という打ち合わせでしたが、いまいち徹底できず半端な感じ。チェロとホルンのソロ、開演前にテンポについて確認すべきだったかも。ずれてしまった。
・ちえりあホール:適度な大きさと、残響感がイイ感じ。ステージ上で音が響きすぎるとの声もありますが、自分の中での株上昇中。
・客数約400名[目測]:客席は9割がた埋まり、配布のプログラムが足りなくなる事態に。全体的に引き締まったいい演奏だったと思うのですが、お客さんの反応はいまいち薄め。マイナーな曲のせいなのか、他に原因があるのか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする