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パーソナル・レッスン ― ヨシエさんの時間 その7…♪

2021-08-17 10:30:09 | Weblog
昨日のパーソナル・レッスンは、バーを鏡に対して平行に設置したあとすぐにヨシエさんから“やりたいこと”のリクエストがありました
“1番を通る”とはどういうことか
脚はどこに向けるのか
の二つ。
“今回のレッスンではコレを”と事前に予定していたことと一致
では早速はじめましょう
から。
“1番を通る”というのは、ドゥヴァン(前)やデリエール(後ろ)にポワントまたはデガージェした動作脚を、前から後ろへ、あるいは後ろから前へ振り動かすときに1番ポジシオンを通過する、ということ。
1番ポジシオンというのは両足が均等な角度で左右を向いているでしょう、仮に左脚が90度左を向いているなら当然右脚も90度右を向いている。
だから左脚を軸脚として90度左を向いているなら、動作脚である右脚を1番ポジシオンに下ろしたときには当然90度右を向いていなければなりません、ってことね
そして、1番ポジシオンに引き戻した時点で整えるのではなく、ポワン・タンジュであろうがデガージェであろうがさらには90度以上に脚を上げていようが、最初から最後まで1番ポジシオンのときの脚の向きを維持することが大事なの。
1番ポジシオンでお膝と爪先が真横を向いているなら、ドゥヴァンあるいはデリエールにポワントした動作脚のお膝は当然真横を向くし、ア・ラ・スゴンドであればお膝は天井を向きます。
じゃぁどうやってその向きを維持するか、そのコントロールの仕方の基本の≪基≫は。
ここからがの大事なポイントです。
1番ポジシオンからドゥヴァンにタンジュするときは、カカトから押し出していき、足の小指から引き戻す
1番ポジシオンからデリエールにタンジュするときは、小指側から押し出していき、カカトから引き戻す
ア・ラ・スゴンドは1番ポジシオンでの向きを変えずに横に押し出していき引き戻す
これを守ればドゥヴァンとデリエールではお膝が横を向き、ア・ラ・スゴンドでは天井を向く、を維持できます。
ただし、動作脚につられて骨盤が動いてはいけません
ここでは1番ポジシオンで説明しましたが、じゃぁ5番ポジシオンからはどうなのって思うかもしれないわね。
5番ポジシオンというのは、1番ポジシオンでの両脚の角度(向き)を維持したまま片方の脚をもう一方の脚の前あるいは後ろに重ねるポジシオンですから、脚の向きや基本的な動かし方に変化はありません。
もっと言うならば、ク・ドゥ・ピエであろうがルティレであろうが1番ポジシオンのときの脚の向きを守る、それがアン・ドゥオール(=ターン・アウト)を守る、ということです。
もっとも股関節の可動域には個人差がありますから必要以上に無理をしないこと、自分なりの最大限で大丈夫ですよ
コメント
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