『引っ越し大名』という映画のテレビ放送を観たのですが面白かった
原作は『超高速参勤交代』や『マラソン侍』などの著者土橋章宏氏で、脚本も原作者。
原作者が脚本を手掛けるというのは、原作を曲解したりズレた脚色をされたり余計なことを付け加えられたりなんてことがなさそうだから、原作の面白さがほぼそのままなんじゃないかなと思います。
江戸時代前期、生涯で七度も国替えを命じられた松平直矩の3回目の国替え、播磨姫路藩から豊後日田藩への国替えのてんやわんやを描いています。
もともとの引っ越し奉行が激務のために亡くなっているため急遽奉行に任じられた片桐春之助が、亡き前任者の娘於蘭さんや幼馴染の御刀番鷹村源右衛門、勘定頭中西監物といった仲間に助けられながら難事を取り仕切っていくのですが、そりゃぁもう大変ですよね。
金策のため国替えに非協力的な藩の重役が山と集めている書画骨董などの美術品を没収したり、商人に借金を申し込んだり、人員整理をしたり。
姫路から豊後への道中では幕府御庭番の妨害まであって、そこでは御刀番鷹村源右衛門さんが獅子奮迅の大活躍、まさに剣豪って感じです。
やっとの思いで日田藩にたどりついたもののそれから4年後には出羽山形藩へ、さらにその6年後には陸奥白河藩への国替えを命じられ、その陸奥白河藩への国替えでやっと姫路藩時代の15万石に戻ることが出来て、日田藩への国替えのとき人員整理で帰農させた元の藩士たちを呼び戻すことが叶います。
すでに鬼籍に入った者たちの名を刻んだ石碑の前で
お帰りなさいませ
と迎える片桐春之助のアップで大団円。
テンポもよく洒落も利いていて面白い作品でした。
原作の『引っ越し大名三千里』を読んでみたくなりました
原作は『超高速参勤交代』や『マラソン侍』などの著者土橋章宏氏で、脚本も原作者。
原作者が脚本を手掛けるというのは、原作を曲解したりズレた脚色をされたり余計なことを付け加えられたりなんてことがなさそうだから、原作の面白さがほぼそのままなんじゃないかなと思います。
江戸時代前期、生涯で七度も国替えを命じられた松平直矩の3回目の国替え、播磨姫路藩から豊後日田藩への国替えのてんやわんやを描いています。
もともとの引っ越し奉行が激務のために亡くなっているため急遽奉行に任じられた片桐春之助が、亡き前任者の娘於蘭さんや幼馴染の御刀番鷹村源右衛門、勘定頭中西監物といった仲間に助けられながら難事を取り仕切っていくのですが、そりゃぁもう大変ですよね。
金策のため国替えに非協力的な藩の重役が山と集めている書画骨董などの美術品を没収したり、商人に借金を申し込んだり、人員整理をしたり。
姫路から豊後への道中では幕府御庭番の妨害まであって、そこでは御刀番鷹村源右衛門さんが獅子奮迅の大活躍、まさに剣豪って感じです。
やっとの思いで日田藩にたどりついたもののそれから4年後には出羽山形藩へ、さらにその6年後には陸奥白河藩への国替えを命じられ、その陸奥白河藩への国替えでやっと姫路藩時代の15万石に戻ることが出来て、日田藩への国替えのとき人員整理で帰農させた元の藩士たちを呼び戻すことが叶います。
すでに鬼籍に入った者たちの名を刻んだ石碑の前で
お帰りなさいませ
と迎える片桐春之助のアップで大団円。
テンポもよく洒落も利いていて面白い作品でした。
原作の『引っ越し大名三千里』を読んでみたくなりました