■ 原子力安全保安員のSPEEDI内部被爆データ ■
原子力安全保安員のSPEEDI内部被爆データ が公開されています。
3月12日から4月24日までの積算データです。
これを見ると、「一才児 甲状腺の等価線量」が100(mSV)を越える地域が広範囲に広がっています。
この数値は等価線量ですので単位は(mSv/Kg)です。
甲状腺の重さは20g程度ですから、甲状腺の組織荷重係数は0.05となり、実効線量は等価線量の1/20となります。
1才児甲状腺の等価線量で100(mSv/Kg)=5(mSv)となります。
この数値に、外部被爆を加算する必要があります。
政府の暫定基準値20(mSv)に比較すれば、低い数値となりますが、国の平常時の基準値1(mSv)に比べれば、高い数値となります。
ちなみに、外部被爆のデータは下図が公表されています。
http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0424_ex.pdf
お子様の甲状腺被爆には充分注意が必要です。
武田邦彦先生のブログで、具体的対策が説明されています。
<追記>
本日は「六号通り診療所」の院長先生が、放射性ヨウ素について書かれています。私のブログを読んで楽天的な気分になられた方は、先生のブログをお読みになって、是非対策を!!
放射線は恐れすぎても、安心し過ぎてもダメです。
危機管理としては「最悪を想定」し、精神管理としては「対策したから自分は大丈夫」というのが正解。