■ 防護服を見る度に・・・ ■
60歳になる作業員の方が、福島原発の作業中に体調不良を訴え亡くなったそうです。先日の記事に「うに」さんからコメント頂いた様に、通気性の悪い防護服を着用して、マスクをして作業をする精神的ストレスは、私達が想像するより大きいものなのでしょう。
私はビニールの防護服の映像を見る度に、「イメージ悪いなあ・・」と思ってしまいます。
防護服など、放射線(特にγ線)防護に大した意味を持たない事は理解していますが、どうもゴミ袋を青いテープで継ぎはぎした様な安っぽい防護服は、日本のイメージを損なっているような気がしてなりません。
どうせ使い捨てなのでだから、安い事こそ大事ですが、日本の科学力がどんどん貶められている気がしてなりません。
■ 今こを日本の国力を結集して、イメージアップを ■
だいたい、あんなゴミ袋みたいな防護服を着せられて、「瓦礫には触らないように」と送り出される作業員達は、不安におののきながら、作業に従事している事でしょう。
日本には、スポーツウェアーやファッションの有名メーカーが数多くあります。
今こそ、日本の総力を掛けて、「カッコイイ防護服」を福島に供給しようではありませんか!!
メットはバイクで有名なあのメーカー、上着は中国で大量生産できるあのファッションブランド。
ズボンは生殖器官を守る為に、金属繊維を織り込んで、さらにムレを防止しないと夏場は大変だから、スポーツ素材に詳しいあのメーカー。
靴は意外に細かな所まで気を配る、小学生に人気のあのメーカーが良いかもしれない。
ヘルメットには通信機と、放射線測定器のモニターをセットにして、無線で集中管理すれば安全性もばっちり。お金が余っていそうな、犬のお父さんの会社にお願いしよう!!
防塵マスクは、水滴がキャラクターのあのメーカーなんてどうなんだろう?
各社、無償提供だけれど、スポンサーロゴを入れて、世界にPR出来るし、企業イメージは鰻上り間違い無し。
■ 原発作業の負のイメージを払拭する ■
原発作業には従来より「負のイメージ」が付きまといます。「放射能は危険」という過度の刷り込みが、放射能をイメージさせる事を、人目から遠ざけてきたからです。
しかし、チェルノブイリの作業員達の写真は、国を救ったという誇りに溢れています。
今、福島で働く人達は、劣悪な環境で、カッコ悪くて、ムシ暑い作業着で頑張っています。しかし、彼らが将来、「オレが日本を救ったんだ」と胸を張って言える日は来るのでしょうか?
将来彼らが、息子達に自分たちの「偉業」を誇れるような、そんなイメージを作ってあげたい。父の書斎に置かれたヘルメットを見て、息子がその国の未来を夢見れる様な、英雄達のイメージを作ってあげたい。
多分、アニメの見すぎなのでしょう・・・。