■ 「オマハの賢人」の発言だけど、理解不能 ■
ブルームバーグに「オマハの賢人」こと、ウォーレン・バフェット氏の発言が載っていました。
<7月8日(ブルームバーグ)より引用 >
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a4oakJEwTYRY
バフェット氏:米国は「通貨を印刷する権利を持つ」、特別な存在
米資産家ウォーレン・バフェット氏は、米国の信用の質は引き続き「良好」で、議員らが債務上限引き上げの是非について議論していても、米国は責務を果たすと述べた。
米投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼最高経営責任者(CEO)であるバフェット氏はアイダホ州サンバレーでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「最終的に米国は債務を返済する」と発言。「米国の信用は良好だ。たとえ債務を返済しなくても、それは返済できないということではない。われわれには自国通貨を印刷する権利がある。米国は極めて特別な存在だ」と話した。
<引用終わり>
1) 米国の信用は良好だ。
「ドルもダメだけど、ユーロもダメ、円もダメ」
「どの通貨もダメなんだから、相対的にドルの信頼感は失われてはいない」
そう読めなくもありません・・・。
2) たとえ債務を返済しなくても、それは債務を返済できないということではない。
「デフォルトは意図的に行われる」とでも解釈すれば良いのでしょうか?
今は債務を返済できない訳ではないけれど、でも債務は返済しないとも読めます。
3) われわれには自国通貨を印刷する権利がある。
「ドルを刷りまくってインフレにすれば債務が実質的に軽減する」と言いたいのか?
4) 米国は特別な存在だ。
「文句を言うやつは、米軍が叩きのめす」との脅しでしょうか?
「賢人」の発言は、「凡人」である私などには、理解不能です。
単に機軸通貨であるドルを刷れるアメリカの信用は失われないと言いたいのでしょう。