人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

歴史教科書的に正しい「帝国の終焉」

2011-07-30 01:31:00 | 時事/金融危機
 

 


■ 8月2日の米国のデフォルトは起こるのか? ■

昨日は夕刊フジの見出しにも、
「アメリカ、8月2日にもデフォルトか」
って感じの見出しが出ていましたね。

こうなると、全然サプライズでは無いので
8月2日のデフォルトは先ず無いでしょう。

■ 何かとイワク付きの8月15日 ■

最短のタイミング的には米国債の大量償還がある
8月15日の可能性が高いと思います。

第二次世界大戦の終結が8月15日。
ニクソンショックも8月15日。
いろいろとイワクあり気の日です。

特にニクソンショックが8月15日なのは
バカンスシーズンで金融界が反応出来ないタイミングを
狙ったとも言われています。

尤も、現在はネット時代ですから、
米国債の暴落が起こるとすれば防ぎようがありません。

■ 多様化するデフォルト ■

ギリシャ問題以来
「計画的デフォルト」
「管理されたデフォルト」
「部分的デフォルト」
「短期のデフォルト」
と、デフォルトには修飾詞が付く様になりました。

仮にアメリカ国債がデフォルトしたとしても
米国政府も、FRBも金融界も
「不本意なデフォルト」とでも称して
デフォルトの事実に蓋をしてしまいそうな予感もします。

■ 歴史教科書的に「正しい帝国の終焉」 ■

そうしている内に、連邦予算の執行が滞り、
アメリカは地方から崩壊して行きそうな気がします。
後世の歴史教科書に「アメリカ合衆国の滅亡」として
記されるには、その方が歴史的に納得が出来ます。

「金融界に国債とドルを売り浴びせられて滅亡」とは
ちょっと国家の最後としてはダサイですからね。

■ 銃を持って立ち上がる国民 ■

・・・おっと、デフォルトしても国家は存続できますね。
アルゼンチンもロシアも健在でした。

でもデフォルト後の健康保険と年金の崩壊に
アメリカ国民は我慢出来そうにう無いと考えるのは
私だけでは無いはずです。

彼らは銃を持って行動する自由を保障された国民です。
そして、彼らの尊重する
「自由・民主主義・正義」が踏みにじられる時、
アメリカ国民が、アメリカ国民である事の誇りが崩壊します。

お!! 段々と「それ」らしくなってきました。
「21世紀の民主革命」として歴史教科書に載りそうですね。




冗談はさて置き、今後の動きとしては
本日の「ぐっちーさんのブログ」が妥当な見方だと思います。

本能寺は「フレディーマック」あたり・・・。

農林中金、野村、三菱、ニッセイあたりは損失を計上しそうですね。
・・・もうとっくに売り抜けていたら失礼・・。