書いていた記事が飛んでしまったので、手短に・・・。
■ バンカメが狙われている?! ■
1) 昨日バンカメ株は売られて一時20%の下落
2) 昨日AIGが住宅関連債権の損害100億ドルの賠償を要求して提訴。
・・・どうやらバンカメが狙われている様です。
3) バンカメはアメリカ最大の銀行
4) バンカメはアメリカ国民の生活に密着した銀行
5) バンカメはメリルリンチとカントリーワイドを押し付けられた
6) これら2行の発行したMBSや住宅関連債権は審査が甘く損失を発生
7) バンカメは住宅の差し押さえが出来ずに、不良債権を多く保有
どうもバンカメは嵌められたようです。
■ 9月危機? ■
S&Pの米国の格下げで、8月危機がスタートしています。
これは9月危機の前哨戦かもしれません。
バンカメが9月に経営危機に陥れば、
リーマンショックの再来です。
米国最大の銀行を救うべきか、見捨てるべきか、
米国の世論は2分されるでしょう。
既にアメリカにはリーマンショック時のTARPの様な
金融機関を救済する余力は残されていません。
バンカメ(銀行)救済法案の可決を巡って、
議会が紛糾している間にも、
銀行危機は他行にも伝播してゆきます。
■ シティーバンクは大丈夫か? ■
バンカメと並んで危機に陥るのは、
シティー・バンクかも知れません。
あるいは、モルガン・スタンレーかもしれませn。
モルガンスタンレーの筆頭株主は三菱東京UFJ銀行です。
日本とて、対岸の火事では無いのです。
■ 長期金利の動向がカギ ■
金融関係が危機に瀕するかどうかは、
アメリカの長期金利の動向に左右されます。
S&Pの格下げによって、長期国債の利率が上昇すれば、
長期金利も上昇します。
これはただでさえ瀕死の状態の住宅市場を直撃します。
さらには、プライムローンやオルトAなどの金利が上昇すれば、
中間層の住宅危機が発生する可能性もあります。
さて、8月、9月と不安な日々が始まりました。
<追記 2011.08.10>
狙われているのは、ロックフェラーの銀行ですね。
バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は20%安、
シティグループは16%、モルガン・スタンレーは14%、それぞれ下落した。
そろそろ、ケリが付くのでしょうか?