オリンパスと言えばネイチャーフォト。
かつては、接写レンズだけでも50mmF3.5,50mmF2.0、90mmF2.0と、
その他にベローズ(蛇腹)マクロを何本もラインナップしていた。
マイクロフォーサーズのマクロの接写力はというと・・・
ご覧の通り。
ピントの合った所はキレッキレに解像し、
アウトフォーカスの所は、ふわりと綺麗にボケる。
レンズは当然、60mmF2.8 macro。
室内で手持ち撮影でこの倍率で手振れしない・・・。
恐るべしOM-Dの5軸手振れ補正機構。
1/3秒程度なら、接写でも大丈夫という事は、
屋外の超望遠でも、三脚は不要という事。
「デジタル一眼買ったけど、撮るものが無い」という人は意外に多い。
「子供の運動会と、家族に旅行に行った時しか出番が無いけど、
旅行では大きくて邪魔だし、コンパクトなデジカメの方が便利。」
そういう経験をお持ちのお母様方も多いのではないでしょうか?
そんなお母様方でも、上手に出来た料理を綺麗な写真で残したいとか、
綺麗に咲いた花を、美しさもそのままに写真にしたいとか、
カワイイアクセサリーを写真で撮りたいなんて思う事は意外と多いのでは?
そんな時、マクロレンズが一本あれば、信じられないくらい綺麗な写真が撮れてしまいます。
スーパーで買ったミカンだって、この通り。
とっても瑞々しく、おいしそうに見えます。
金平糖だって、マクロで撮ればこんな形をしている事に気付きます。
女子力を感じさせる写真と思いましたが、ちょっと女子力が足りなかった・・・。
こちらは、間違ってシャッターを押してしまって勝手に写った写真。
オヤジ力満載です。
F2.8でボケが綺麗なので、マイクロフォーサーズながら空気感のある写真になります。
これも間違いショット。
でも、前ボケの綺麗なので、何かイイ感じ。
私は、こういう間違いショット、結構好きです。
マイクロフォーサーズはレンズを小型化するために
明るい望遠レンズのラインナップが少ない。
F3.5始まりのズームレンズでも、望遠側はF5.6だったりします。
しかし、60mmマクロは、35mmフィルム換算で120mmの中望遠。
これって、ポートレートで使ってもいいし、
F2.8で明るいから、ちょっとした屋内撮影でも便利。
そして、マクロと言えども遠景もしっかり結像するので、屋外でも充分使えます。
そして何よりもOM-Dはデジタルコンンバーター機能があります。
スイッチ一つで、画面中央部をデジタル処理で2倍拡大します。
これは、後処理でトリミングするのと同じですが、
デジタル処理で、画素数を補完するので、トリミングよりは幾分滑らかです。
ボケ味は60mmのままですが、35mmフィルム換算で240mmの望遠レンズに相当します。
マイクロフォーサーズはコントラスト検出式のオートフォーカスなので動き物は苦手ですが、
結構、屋外の運動会ならば使えそう。
さらに、F2.8の明るさと、ISO3200でも辛うじて許せるノイズと、強力な手振れ補正で、
意外と、体育館のバスケットくらいは撮れてしまうかも知れません。
何と無く、このレンズ、私の常用レンズになってしまいそうな予感・・。
値段も安いので、PENをお持ちの方は、一度カメラ屋さんでチェックされては。
フォーサーズ用の竹レンズ並みの解像度は約束出来ます。