
本日の試し撮りは、ちょっと海外旅行へ。
・・・ウソです。
近所の東京ディズニーシーに出かけて来ました。
私は仕事柄夜景を撮る事が多いのですが、
OM-Dがどのくらい夜間撮影に使えるか試してみました。
本来、観光写真には広角から始まるの標準ズームが便利ですが、
今回は60mm F2.8 macroが、街中で常用レンズの代わりになるかを試してみます。
60mmとはいえ、マイクロフォーサーズなので35mm換算で120mmの中望遠です。
ポートレートなどは得意ですが、街中で風景を切り取るのにはちょっとコツがいりそう。
実際、風景を全体的に広く切り取る事は出来ないので
上の写真の様に、一部を注視した様な構図になります。
ただ、意外とそういう絵は面白みが無いので、
手前に街灯を入れて、奥行き感を出してみました。
F2.8の開放では後ろがボケ過ぎたのでF5.6まで絞ります。
多分、1/15くらいのシャッタースピードですが全然手ぶれしません。
ISOは常用の上限のISO1600ですが、暗部のノイズはPCで普通に見る分には問題ありません。

35mm換算で120mmという焦点距離だとロードサイドから建物の全景は狙えません。
そこで、窓のフレームを利用してみます。
いい加減に撮ったので、ちょっとズレテますね・・・。

望遠レンズのお決まりの構図の圧縮効果を利用した構図。
コントラストの強い、ローキー気味の写真ですが
ISO1600でも暗部のディテールが残っています。
コンデジや数年前のデジイチでは、ノイズだらけになりそうなシーンです。

開放での画質をチェックしてみます。
点光源の描写も悪くありません。
これ1/8くらいだったと思うのですが、しっかり構えればブレません。
OM-Dの手ぶれ補正は、シャッタースピードで5段程度を補正してしまう
縦横だけでなく、ロールやピッチなど回転方向やZ軸方向も補正してしまう5軸補正。
カメラもかるくいので、夜景で三脚を立てる必要もほとんど感じません。

再び、ローキーな絵作りに挑戦。
画面隅に配置した照明器具もシャープに描写されます。
60mmF2.8 macro なかなか侮れません。
でも、やはり中望遠は旅行には向かないですね。
マイクロフォーサーズの明るい標準ズームが出たら絶対買いなのに・・。

でも、やっぱりマクロレンズは物撮りで本領発揮。
ついでに、ディズニーの宣伝。
1月、2月はパークが比較的空いている時期です。
私のお勧めは、乗り物よりもショーを中心に楽しむ大人のプラン。
ブロードウェイシアターやハンガーステージのショーは大人向けです。
それと、タートルトーク、これ楽しいですよ。
子育てが一段落した皆さん、
ご夫婦二人で、恋人時代に戻って楽しむのはいかがでしょう。
そうそう、ディズニーシーの夜のショーは最高です。
見る位置としては、ホテル側からがお勧め。
ホテルのレストランの中でも、スピーカーからショーの音が流れていますので、
寒さが苦手なあなたは、ホテルのレストランを予約されるのも大人の贅沢。
皆さん、是非、わが街、浦安へ!!
<追記>
OM-Dの良い事ばかり書いていますが、マイクロフォーサーズの弱点が1つ。
それはフォーカシングが遅い事。
特に、照明器具の様に光っている物は苦手。ピントが迷います。
でも、ファンクションボタンにマニアルフォーカスを割り当てておけばある程度カバー出来ます。
フォーカスリングを回した瞬間に、ファインダー像が10倍に拡大され、
正確なフォーカシングが可能です。
シャッター半押しで、通常倍率に復帰します。
ちょっと慣れるまで戸惑いますが、
マニアルフォーカスの時代に、スプリットイメージでピント合わせしていた事に近いかも。
私達の様に、オールドユーザーはマニアルフォーカスに慣れているから、
手動でのピント合わせは、むしろ写真を撮っているって感じがして楽しい。
最近のミラーレス機はフォーカスの弱点を克服した機種が出始めています。
SONYのNEXはハーフミラーで位相差式の測距を実現しています。
撮像素子のC-MOSセンサーの中に、位相差式のセンサーを組み込む機種で出始めています。
オリンパスもこの特許を出願しているので、
次のOM-Dの上位機種は、きっと位相差式の測距を搭載してくるでしょう。
そうなったら、フォーサーズの竹レンズや松レンズがストレス無く使えるので、
それこそ、フォーサーズ機の後継機は不要になってしまいます。
オリンパスとしては、マイクロフォーサーズのレンズを売る為には、
フォーサーズ用のレンズとの100%互換は避けたい所ですが、
CANONなどは互換性が高い様なので、オリンパスも追随せざるを得ないでしょう。
オリンパスファンとして、松竹レンズが使えるマイクロフォーサーズは喉から手が出る程尾欲しい。
もう1つ、気が付いた点は、液晶ファインダーは露出補正が快適。
写真を撮る時、オートの露出でまともな露出を得る事は難しい。
特に、私は仕事上、照明器具を取る事が多いので、露出補正は常用します。
オリンパスはOM2の時代から、露出補正ダイアルが一番操作し易いカメラでした。
写真を撮るなら、露出補正は当たり前という発想です。
シャッター面の反射光を測光するOMシステムでは、
露出決定が平均的になる傾向があったので、それを補う為だったとも思われます。
液晶ファインダーのライブビューでは露出補正後の明るさで表示されます。
カラーバランスなど、各種効果もリアルタイムで確認出来ます。
もう、これに慣れてしまったら、絶対に光学ファインダーには戻れません。