イギリスが他国を裏から支配する方法に、「マイノリティーに権力を持たせる」という手法を用いる。中東などでも、あえて少数勢力の部族長を王にする。すると、彼らは権力維持の為にイギリスの力の後ろ盾を必要とし、結果的にステルス支配が完成する。
日本の明治維新の後ろには、イギリスの影がチラチラと見え隠れしますが、彼らが好意で日本に加担したとは到底思えない。当然、彼らの支配が及ぶ仕掛けがあったはず。
同様にイギリスの意思を継いだアメリカが戦後日本をステルスに統治する為には、マイノリティーに権力を持たせ、これを裏から支えるという構図は合理的とも思える。
時代遅れのアナクロイムズを振りかざすのは、「保守」を自称し始めた枝野氏だけでは無い。日本の中枢に居る者達も、戦前復古主義的なアナクロイムズを標榜しているが・・・これを真に受けるのは危険かと。何故彼らはそういうポーズを取る必要があるのかを考えるのも楽しい。
血縁、地縁を重視する政治はお隣の国の専売特許では無い。我が国を外から眺めたら、政治形態は大して変わらないのでは無いか。これをアジアの特殊性と見るのか、あるいはどこかの国の民族性と見るのか・・。
怖いのは党執行部が候補者を決める今のシステム。仲間が仲間を呼び寄せ、気付けば国家が乗っ取られるというのはネトウヨの妄想では無いかも知れない。既に日本はそうなっていると妄想するのも楽しい。
こういう極端な視点から今の日本を眺めると・・・意外に合理的で整合性が取れている様に感じる。
憲法に定める国会の開催を伸ばすだけ伸ばしたあげく、冒頭で解散を宣言する・・・・・。これでは国会は機能していないに等しい。
隣の国の大統領が失脚する度に、隣国をバカにする者達も多いが・・この国では既に国会が機能していない・・・。憲法9条をどうこうする前に、衆議院の解散権に制約を掛けないと日本は一部の者達の思いのままになる事に気付いている国民はどれだけ居るのだろうか?