ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

右岸のムートン

2007年06月28日 | ワインの話

Photo_373 シャトー・ムートンはいかがでしょうか。右岸の新鋭の醸造家によるムートンです。
ボルドーのワインはジロンド川の右岸と左岸で個性が違う。おおざっぱに言って、右岸のものはメルロー主体、左岸のものはカベルネ主体になる。では右岸とはどっちかというと、川上から川下を見て右か左かと云う。
このムートンは右岸なのでメルロー主体である。左岸にも有名なムートンがある。シャトー・ムートン・ロートシルトである。こちらは、カベルネ主体だ。名前がややこしく、左岸の有名な方のムートンから右岸の新鋭のムートンにクレームは入るのだが、右岸のムートンの方がもともとの歴史が古いから裁判になると左岸のムートンが不利になってしまうらしい。
エムの文字が印象的な右岸のムートンは注目です。メルローの個性がよく現れたまろやかな味わいに、ふくよかな厚みもあり、これぞ右岸の個性かもしれません。
ちょっと特別な人とのお食事に、「右岸のムートンも良いね」などと会話を弾ませれば、経済的にリッチな気分になれるかもしれません。
クアトロ新着ワインです。ボトルで¥4800で発売中。

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