ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

しゃきっと爽快

2007年06月03日 | 食材の話

Photo_344 映画「かもめ食堂」で、美味しいコーヒーの入れ方を教えるシーンがあった。ドリップ・コーヒーをおとす前に粉の中央に指を当てる。コーヒーを美味しくするおまじないだと云う。これは中々、理にかなった方法だと思う。クアトロの父は昔、ジャズ喫茶でコーヒーを極めた。ドリップ式の場合、まず豆にお湯を少量含ませ、蒸らすようにする。豆がお湯を吸ってふくらむぐらいの量でよい。その後は、のの字を書くようにお湯を注ぎ、3~4回に分けてお湯を注ぐ。お湯の量はすこしづつ減らす。コーヒーの旨みの素であるカフェインとタンニンを上手に抽出するために、時間と温度を調整するためのテクニックである。何にしても、一番始めの蒸らしが重要で、豆の中央に指で穴を掘るのは、お湯が乗せやすく、均等にお湯が行き渡る工夫になる。じっくりとお湯がコーヒーの中を通過してくるとカフェインも上手に抽出され、しゃきっと爽快になる。
クアトロ家族は、体調不良のため日曜だというのに、ディナーを休ませていただいた。大変に申し訳ありませんでした。明日からは、しゃきっと爽快に営業します。

コメント (1)
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