迷解国語辞典によると、ハモは魚ヘンに豊(鱧)と書く。味わい豊かな魚の意味である。魚ヘンに四季と書くとクアトロ・スタジオーネと読む。そこで、クアトロで食べるハモは豊四季の郷土料理に指定すべきではないかと、一部の住民の間でささやかれている。冗談はともかく、活ハモを注文をいただいてから、サクサクと骨切りする音をある年配のお客様は静かに聞き入っていた。久しぶりに聞く骨切りの音が嬉しいという。骨切りの音に季節を感じる風情を豊四季に残したいものである。
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