ホッキ貝は産卵のため5月から6月は急に身が痩せる。それでは、この時期はホッキが美味しくないかというと、そこはタイミングである。まさに産卵前のホッキに出会えればそれはそれは身がプリプリしていて美味しい。
クアトロに入荷した福島産のホッキ貝がまさしくそんなタイミングのものであった。ホッキ貝好きのクアトロの父は自宅でも食べてみたがこれが実に旨い。海産物というものは不思議なもので、大漁に獲れた時や、旬の盛りに値が下がる。美味しさと価格が釣り合うというものではないようだ。このホッキ貝もとても安く仕入れられたようだ。産卵の時期とはいえ美味しいホッキ貝もあるものです。
さらに、三重県から喜代娘「楽」という吟醸酒の原酒が入荷した。これも価格以上の美味しさの日本酒である。ビンテージ入りの日本酒でもある。2009年ビンテージのこの日本酒とホッキ貝の殻焼きでもいただくと幸せの相乗効果である。
イタリアンのクアトロとしては、このホッキ貝に合う白ワインも用意してあることを付け加えておこう。
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