クアトロのシェフは今日、活きのアイナメを仕入れて来た。アイナメは、今が旬だが活け締めの刺身ともなると最高の贅沢だ。なめらかな白身は繊細な味わいなだけに、活き締めでなくてはならないようだ。名前の由来も色々とあるが、その味わいから、“愛な魚”とする節がお気に入りのクアトロの父。アイナメの学名も、シーボルトの愛妾・お滝から由来した“otaki”となっている。仕入れて来た、アイナメが入った発泡スチロールを覗く。アイナメが艶っぽい目でこちらを見ている。旬のアイナメの活き締め。ちょっと食べづらくなってきた。
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