「おはよう、クアトロくん
さて、今回の任務だが、南フランスにはとてつもなく美味しいトマトがある
ボンリッシュと云うトマトだ
ボンとは美味しいと云う意味で、リッシュは英語で云うところのリッチ、豊かなと云う意味だ
その豊かに美味しいトマト、ボンリッシュを柏のこだわりの農家が秘かに栽培している
そのトマトを入手し、早速試作をして欲しい
例によって、君もしくは君の家族がそのトマトの虜になっても、当局は一切関知しないからそのつもりで」
早速、ボンリッシュを入手したクアトロ・シェフはトマトソース作りに取りかかる。
ボンリュツュを湯むきしてざく切りにし、オリーブオイルで炒め、じっくりと加熱し、トマソースに仕上げる。
1㎏以上あったトマトをその十分の一程度まで詰める。
そして、味見をしてみると・・・。
常に、新しい美味しさに挑む、クアトロ。
いつか、その成果がお客様のテーブルに登場することだろう。
例によって、お客様もしくは、そのお連れの方が、その美味しさの虜になっても、当店は一切関知しないからそのつもりで。