ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

鹿児島のオジサン

2010年07月26日 | 魚の話

Photo 鹿児島からオジサンがやってきた。
赤ら顔でアゴヒゲを蓄えている。
とぼけた表情が憎めない感じだ。
このオジサンは、刺身にすると何とも繊細で上品な味わいだ。
キュヴェ・ギョタクでも合わせてみると良いかもしれない。
オジサンをアクアパッツァやグリルにすると、ちょっと印象が変わる。
男っぽい力強い味わいになる。
南イタリアのファレルノでも合わせてみたい。
しらふだとおとなしくて繊細なのだが、一献入るとやたら陽気になる。
オジサンの名前にふさわしい魚である。
クアトロでオジサンに逢いに来ませんか。
クアトロのおじさんの提案です。

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由佳さんのGYOTAKU到着

2010年07月25日 | ワインの話

Photo_2 フランス・アルザスから“キュヴェ・ギョタク”という白ワインがクアトロに入荷。
ラベルにはたしかに魚拓が印刷されている。
このワインは特にお鮨に合わせてみたい白ワインということだ。
造り手のミットナット・フレールの奥さん・由佳さんは、長年赤坂のフレンチでシェフを務めていたという。
アルザスのワイナリーに嫁ぎ、繊細なお鮨という料理に合わせるワインにご主人とチャレンジしたのがこのワインである。
リンゴ酸系のおだやかな酸味、ほんのり果実味由来の甘み、香りは控えめである。
これは確かに鮨に合いそうだ。

回転しないカウンターに座る。
頑固そうな鮨職人ににぎりを注文する。
ネタはおまかせだ。
信頼できる鮨屋なら、旬の美味しい魚を選んでくれる。
食べる順番というものもあるのだから、おまかせしておく方がいい。
へいお待ちと、鮨が二貫づつ出される。
そのにぎりに手を伸ばす。
しょう油はつけすぎないように細心の注意をはらいにぎりを口に運ぶ。
すると魚の旨味とすし酢の軽い酸味とすし米の甘みが口の中で渾然一体となる。
ため息とともに香りが鼻からぬける。
そして、この“キュヴェ・ギョタク”を飲む。
このワインの酸味・甘み・香りが鮨に対応する。

空想の世界に入り込んだクアトロの父だ。
やっと現実の世界に戻ったクアトロの父だが、クアトロの料理にもこのワインは合いそうだとまた空想の世界へ入り込む。

クアトロのカウンターで、ウニの冷製パスタを注文する。
若いのに頑固そうなシェフが・・・
長くなりそうなので、今日はここまで。

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仲田さんのクレマン到着

2010年07月24日 | ワインの話

Photo_3 野球の世界では、イチローのようにメジャーで活躍する日本人選手にパワーを貰う。
ワインの世界でも、メジャーで活躍する日本人が多い。
ワインの本場ブルゴーニュでは仲田さんという日本人が設立したネゴシアンがある。
ブルゴーニュは小さなブドウ園が多く、それらのブドウや出来上がったワインをプロデュースするのがネゴシアンの仕事だ。
仲田さんは、日本のフレンチレストランで働いていた時にワインに魅せられてブルゴーニュにやってきた。
苦労の末ルー・デュモンというネゴシアンを立ち上げ、日本人の持つ繊細な職人気質をワイン造りに活かしている。
彼の選んだワインは日本に紹介され、その質の高さは今注目されている。
そのルー・デュモンのクレマンがクアトロに入荷した。
コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ボーヌ産のピノノワール100%、平均樹齢20年、収穫量65hl/ha、シャンパーニュ方式、24ヶ月間瓶熟成とある。この情報だけでもこだわりを感じるワインだ。
ラベルには、太陽の恵みをワイングラスに受ける夫婦の姿。
仲田さんの信条は“心技体”とある。
このラベルもその信条を表現しているのだろうか。

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石川さんのサンマルツァーノ到着

2010年07月23日 | 食材の話

Photo ポンペイを沈めたベスピオ火山の噴火。
そのベスピオ火山の火山灰の中から生まれたのがベスピオ火山の麓にあるサンマルツァーノ村のトマトだ。
長なすの形をしたトマトで、甘みと旨味が凝縮されたトマトだ。
このトマトは酸味が少なく生食よりも火を加えて調理するとこの上なく美味しい。
日本ではイタリアン・トマトと呼ばれ缶詰の水煮で馴染みがある。
このサンマルツァーノはベスピオ火山の麓でしか栽培が難しかったが、筑波山の麓、柏でも栽培が可能となった。
そこには、石川さんという千葉県認定の農業マイスターの努力がある。
サンマルツァーノに適した火山灰の土壌を研究しその土作りから工夫して柏産のサンマルツァーノが誕生した。
今朝、今年初のサンマルツァーノがクアトロに届けられた。
クアトロにも本格的な夏が訪れたという実感である。
これから約二ヶ月ほどだろうか、石川さんのサンマルツァーノから作ったトマトソースのパスタをクアトロでお楽しみいただける。

※明日土曜のディナーは貸切のため、一般の営業を休ませていただきます。

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千葉産マコガレイとジェフのワイン

2010年07月22日 | レイソルの話

Photo 柏レイソルのフランサ選手の退団が発表された。
クアトロとしては、残念でかつ寂しいかぎりだ。
フランサも次のチームが決まるまででも、クアトロでパルミジャーノ担当として働かないだろうか。
フランサがいなくなったレイソルは、今度の日曜に千葉ジェフとの一戦。
フランサが残したスピリッツをこの試合で見せてほしいものだ。

さて本日のクアトロのおすすめは、千葉産マコガレイに、ジェフ・メリルのリザーブ・シャルドネである。
ジェフ・メリルはオーストラリア・ナンバーワンと云われる醸造家で、ワイン評論家の評価も高く、彼のワインは今やオーストラリアのカルトワインとなっている。
そのワイン造りは、このワインのラベルのロゴにも使われている天秤のように、果実味、タンニン、酸、樽熟成などのバランスを大事にすることをポリシーにしている。
千葉産マコガレイにジェフのワインを合わせて、柏レイソルの奮闘を祈ろう。

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