ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

特別ではない特別なデザート

2010年07月16日 | デザートの話

Photo 青蛙ににらまれながらブルーベリー摘みをする。
朝露にぬれた下草がいっぱい生えているので長靴を借りた。
無農薬にこだわっているブルーベリー園なのでこの雑草も勲章のようなものだ。
このブルーベリー園は筑波山の梺にある。
安全で美味しいと評判になったこのブルーベリーは、高級スーパーや洋菓子店で扱われるようになり、最近は観光農園としての摘み取りには力を入れていない。
なおさら雑草があるのも仕方のないことだ。
昔からの馴染みのお客さんが時折摘み取りに訪れる。
クアトロ夫婦もそのくちである。
このブルーベリー園には何種類も品種の違うブルーベリーの木が植えられている。
この木のブルーベリーは甘みと酸味のバランスが良いとか、ボディーのしっかりとした味わいだとか、ひとりで納得しつつ味見をしながらブルーベリーの実を摘む。
そのようにして選び抜かれたブルーベリーをクアトロに持ち帰る。

一部のブルーベリーは軽く火を通しコンポートにする。
ミルク素材の香料を使っていないアイスクリームにこの甘みが増したブルーベリーのコンポートをかける。
さらに、酸味を活かすためにフレッシュのブルーベリーもちらす。
これで、クアトロのブルーベリーとアイスクリームのデザートが完成だ。
子供にも安心して食べさせられる味わいだと思う。
なにも特別ではないのだが、特別に美味しいママの味である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハッチ筑波へ行く

2010年07月15日 | 食材の話

2010_2 みなしごハッチは、母を訪ねて筑波山の梺にあるブルーベリー園にやって来た。
「筑波の青蛙さん、僕のお母さんを知りませんか」
「ゲロッ」(知らねえな)
「僕のお母さんは、ブルーベリーが大好きなんです」
「ゲロッ」(それがどうした)
「ここのブルーベリーがとても立派なので、お母さんも来たかもしれないと思って」
「ゲロッ」(そうか、悪りいけどおいらには解らないな)
Photo 「ゲロッゲロッ」(ブルーベリーが大好きな人間ならそこにいるけどな)
「ゲロッゲロッ」(ほれ、そこの夫婦は目の色変えてブルーベリーを摘んでるだろ)
「ゲロッゲロッ」(あんなにいっぱいどうするんだか)
その夫婦は、明日からクアトロでブルーベリーのデザートをお客様に提供するのだが、筑波の青蛙もみなしごハッチも知るよしはなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

華麗なるギャツビー

2010年07月14日 | 食べ歩きの話

Photo 偶然に柏そごうの地下にある知味斉で、木村シェフが作るサンラーメンを食べた。
知味斉の本店は今年の始めに閉めてしまい、木村シェフの料理は当分食べられないかと思っていたので嬉しかった。
柏そごうの知味斉はカウンターだけの店だ。ガラス越しに木村シェフが鍋を振っているのが見える。席に着くときに木村シェフが笑顔で挨拶をしてくれる。この時点で、料理の味は確定している。
旨い!
注文したクアトロの父お気に入りのサンラーメンが運ばれてくる。
中央に野菜と豚肉の具材がとろみをまとって輝いている。まわりには、ラー油のピリ辛ソースが囲む。ぐっとつばを飲むクアトロの父。
麺をすくうと具材がほどよいとろみに包まれて麺に絡む。口に入れると野菜の甘みに肉の旨味にラー油の辛みに漬け物の酸味などが次々と脳天に刺激を与える。そしてどの味も絶妙に絡み合っている。
麺を食べ終わった後のスープは圧巻だ、全ての旨味が乳化されている。麺を食べ終わった後のスープは飲まないようにしている高血圧のクアトロの父だが、このスープは例外である。
この時点で汗だくのクアトロの父。今日はハンカチを忘れていた。
スープだけでも飲むかと、傍らのクアトロのママに勧めるが結構ですときっぱり断られた。
その後コンビニへ行ってギャツビーのフェイシャルペーパーを購入したクアトロの父だ。心地よい汗を爽やかに拭うのであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政治的配慮をする真鯛

2010年07月13日 | 魚の話

Photo クアトロの黒板には、その日仕入れた魚が書き出してある。
今日だと、まず銚子産真イワシとある。
今時期の銚子の真イワシともなれば日本一の味わいだろう。
福島産マコカレイも常磐のカレイとなれば定評のあるものだ。
北海道産ホッキ貝も北海道の黒ホッキが美味しいことは想像出来る。
ここまでは、読み取れるものだ。
そして、鹿児島産真鯛とある。
集中豪雨で被害が出ている九州地方から届いた真鯛だ。
しかしここに物語があるのだ。
鹿児島の空港には生け簀がある。
その生け簀では、釣られた魚をしばし休ませている。
釣られてストレスのある魚を回復させるためのものだ。
傷ついた魚も水温や光を調整した生け簀で回復させる。
そうして、元気になった魚を飛行機で東京へ運ぶ。
時化で魚の少ない時にこそ、この鹿児島の生け簀の魚が重宝する。
そして、消費者が魚を食べる時に丁度食べ頃になるように、計算されて魚を市場でしめる。
何気なく書かれた鹿児島産真鯛には、クアトロが仕入れしている仲買さんたち魚のプロの努力を読み取れるのである。

※クアトロは14日(水)15日(木)連休させていただきます。
仲買さんたちを褒めておいたので、クアトロ連休明けの魚に期待しよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

躍進する“みんなのクアトロ”

2010年07月12日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo 浮動票を取り込み大躍進の“みんなのクアトロ”だ。

“みんなのクアトロ”代表・クアトロの父は力説する。

「増税の前にやるべきことがあるだろう!」

「北海道産ホッキ貝の和風スパゲッティ、銚子産岩カキ、赤座エビのオーロラソースとか、増税の前にクアトロで食べておくべきものがあるだろう!」

「本気の覚悟、みんなのクアトロだ」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする