ヴィラ・ピロの誇る「メルロ」も入荷したクアトロ。
このヴィラ・ピロはニューヨークの金融筋で成功したアメリカ人がオーナー。クアトロの父もまねをしたいと昨日のブログでも紹介した。
そのオーナーもトスカーナに移ったばかりの時に、まず力を入れたのはメルロ。メルロはこの土地に合うと判断したのもあるが、収穫がカベルネなどよりも早く、早く熟成することにも注目したのだろう。まさしく、きんしく金融筋の人らしい判断だ。
飲み手としてもクアトロの父はメルロが好きだ。タンニンが少ないため飲みやすく、作り手による出来不出来の差が少ないので、ハズレを引くことが少ない。
ヴィラ・ピロというイタリア・トスカーナの生産者の作る「ソーヴィニヨン・ブラン」がが入荷。
オーナーはニューヨークで成功した人で、トスカーナに600haの畑を購入し、革新的なワイン作りを始めた。このアメリカ人オーナーは、この畑がサンジョベーゼに適しているのだろうかという疑問からスタートしている。トスカーナの畑ならサンジョベーゼという常識にまず挑戦している。
結果、シラーやメルローのワインでこのヴィラ・ピロの評価が高まる。そして、新たに植え替えたサンジョベーゼと得意のメルロなどを使って作ったヴィラ・ピロのワインの評価は世界的に高い。
そのヴィラ・ピロが新たな挑戦でソーヴィニヨン・ブランを作った。ソーヴィニヨン・ブランの本家フランス・ロワールのものと変わらぬ味わい。クアトロの魚などに合わせたい、クアトロの父お気に入りの一本。
涼しげに、酒瓶の中にしろくまが泳いでいる。 ちょっと前には北極のペンギンのラベルの日本酒もあったが、今度は南極のしろくまに飛んだクアトロである。
この“しろくま”は、秋田の角右衛門のもの。日本酒を絞る時に始めに絞られるのが“荒走り”次が“中汲み”最後が“責め”だ。この“しろくま”は、荒走りと責めを合わせたもの。
中汲みは、春に出荷したようだ。残り物の感のある荒走りと責めだが、走りのフレッシュ感と責めの濃厚さが合わさったこの“しろくま”は、夏向きのフレッシュで爽快な飲み心地。
今日は、魚が充実しているクアトロ。天然真鯛、天然ヒラメ、真アジ、タイラ貝、金目鯛、ゴマサバ、真イワシ、初カツオ、甘エビ、地ハマグリ、トリ貝など、“しろくま”と供にいかがだろう。