◎ウィーレ(Hps)アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団(Theatre Disques:CD-R)1961ジュネーヴLIVE
モノラルだがクリアな録音でまったくストレスはない。演奏はモノラル録音期のアンセルメの持っていた溌剌としたリズム感覚が清清しく、ハープシコード(表記上はピアノで音量的にも出すのは無理ではないかという迫力があるから仕掛けのあるものかもしれない)もオケとかっちり組み合い、尚強い打音表現で胸のすく思いがする。曲もこの組み合わせにはあっている。双方が俊敏な動きで主張しながらも、しっかりアンサンブルがとれている、協奏曲の演奏として非常によくできているのだ。透明感がある音響、世俗的楽想がその中に昇華されるというプーランクならではの「朝の音楽」。非正規とはいえ◎にせざるを得まい。正直この音質に環境ノイズのなさだと「スタジオ録音では?」と疑ってしまうが一応盛大な拍手が入っている。
※2009/12/11の記事です
モノラルだがクリアな録音でまったくストレスはない。演奏はモノラル録音期のアンセルメの持っていた溌剌としたリズム感覚が清清しく、ハープシコード(表記上はピアノで音量的にも出すのは無理ではないかという迫力があるから仕掛けのあるものかもしれない)もオケとかっちり組み合い、尚強い打音表現で胸のすく思いがする。曲もこの組み合わせにはあっている。双方が俊敏な動きで主張しながらも、しっかりアンサンブルがとれている、協奏曲の演奏として非常によくできているのだ。透明感がある音響、世俗的楽想がその中に昇華されるというプーランクならではの「朝の音楽」。非正規とはいえ◎にせざるを得まい。正直この音質に環境ノイズのなさだと「スタジオ録音では?」と疑ってしまうが一応盛大な拍手が入っている。
※2009/12/11の記事です