○エルフェ(P)ロバートソン指揮フランス国立管弦楽団(erato)1991-92・CD
このコンビの1番にくらべしっかり聴かせる音楽になっている録音。エルフェは相変わらず品がよく強靭さに欠けるが、依属者ソコロフスキーがその名技性を見せ付けるために使った曲であるがためにどうしてもそういうスポーツ的側面に目が行きがちなところ、中間楽章のトレ・レントにおいては重々しい音楽に何かしらの意味づけをするように表現を尽くしており、完成期ミヨーの表面技巧に偏らない内容的特徴をよくとらえている。なかなかスケール感のある演奏で、同曲の印象が変わった。○。
このコンビの1番にくらべしっかり聴かせる音楽になっている録音。エルフェは相変わらず品がよく強靭さに欠けるが、依属者ソコロフスキーがその名技性を見せ付けるために使った曲であるがためにどうしてもそういうスポーツ的側面に目が行きがちなところ、中間楽章のトレ・レントにおいては重々しい音楽に何かしらの意味づけをするように表現を尽くしており、完成期ミヨーの表面技巧に偏らない内容的特徴をよくとらえている。なかなかスケール感のある演奏で、同曲の印象が変わった。○。