つれづれなるままに  232  4月観劇会

2007-04-07 10:05:20 | 雑記
脚本・演出・中島淳彦「恥ずかしながら グットバイ」
昭和47年から50年頃、戦争が終わって30年、二人の日本兵が相次いで見つかりました。その頃のお話です。
まだフィリッピンには日本兵が居るのではないか、外務省に勤務の役、角田卓三がフィリッピン・パラワン島にやって来ました。しかしそれは名目、元不倫相手を追っかけての現地調査、それを察知した友人厚生省人物の佐藤B作、彼もまた、彼女をお目当てに、そこに、角田の妻が乗り込み右往左往、地元の案内役フィリッピン2世役、阿知波さんのたどたどしい日本語、ひょんなことから、元日本兵役、すまけいが現れ、不倫騒動が、思わぬ事態へと発展していきます。
フィリッピンでは多くの日本兵が戦死し、いまだ、現地人と結婚し祖国を踏むことができない日本人が数多く居ること、フィリッピン人と日本人の混血児は今だ、日本人としては認められないとか、この元日本へも「恥ずかしくて、日本には戻れません」フィリッピン人としてフィリッピン人の家族と共に生きようと「日本よ グットバイ」と結んでいます。